【Azuki徹底解剖】リリースからこれまでの変遷と展望を予測!

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この記事はブルーチップNFTとしても有名な「Azuki」について解説します。基本情報から今までの活動変遷を振り返り、展望の予測を行います。

Azukiを初めて勉強する方はもちろん、改めてAzukiの最近の活動を振り返りたい方もぜひご覧ください!

目次

Azuki とは?

Azukiは、は2022年1月に合計10,000点が販売されたNFTプロジェクトです。

https://www.azuki.com/ より

アニメをイメージしたクリエイティブで、一体一体に細部までこだわりを持ったジェネラティブNFTです。筆者自身の体感として、Azukiの登場を堺に、NFTプロジェクトの中で横顔のクリエイティブが一気にブームとなった印象があります。

https://www.azuki.com/gallery より

仕掛け人は「Chilu Labs(チルラボ)」というグループです。全員が匿名で世界中に分散化したチームですが、GoogleやWEB3企業で事業経験のあるザザガボンド氏、世界的な起業プレゼン大会Yコンビネーターで2度の受賞経験を持つホシボーイ氏、ゲーム業界で名のしれたアーノルド ツァン氏など、豪華なメンバーが集まっています。

「ミッキーマウスのような世界的なIPに進化させること」を目標に掲げ、NFTネイティブのIPを作るために活動をしています。

では、特徴を見ていきます。

コミュニティー主導

Azukiにはロードマップがありません。マニュフェストだけが公開されており、コミュニティ主導のIPプロジェクトであることが明記されています。Azukiホルダーは「The Garden」と呼ばれるコミュニティへ参加でき、そこで議論を行い、Azukiプロジェクトを進めていきます。

https://www.azuki.com/manifesto より

高い技術力を持つ

Azukuはリリース時に独自規格「ERC721A」を開発し、オープンソース化するなど、技術に対しても高い評価を獲得しています。ERC721Aは既存のERC721において複数NFTを一括ミントする際のガス代高騰問題を解決する規格です。

公式Twitter より

また、フィジカルプロダクトとNFTを紐付ける規格「PBT」も開発、オープンソース化しています。

Plus Web3
PBTとは?リアルアセットをトークン化するPBTの市場動向 | Plus Web3 この記事では、新領域「PBT」を「AZUKI」を例にとって解説しています。新しいプロダクト好きの方には必見の記事になっていますのでぜひご覧ください!

このように高い技術、クリエイティブを持ったコミュニティ主導でNFTを活用したIPプロジェクトがAzukiです。

Azukiの現在までの変遷

では、簡単にリリースから現時点(2023年2月)までの変遷をおさらいしてみます。

2022年1月にリリース

2021年12月頃よりコミュニティの開設やプロジェクトの発表はありましたが、NFTの販売は2022年1月中旬です。10,000点のAzuki(NFT)がリリースされました。

時間の経過で価格が低下する”ダッチオーオークション形式”で8,700体が売り出されました。開始価格は1 ETH(当時約40万円)、20分ごとに0.05 ETHずつ低下する仕組みでしたが、わずか3分で完売となりました。その後、残りのNFTは適時パブリックセールで1ETH前後で販売されました。

2022年2月に分散型IPの実験でフラクショナルNFT「Bob」をスタート

フラクショナルNFTと呼ばれるNFTの分割所有の概念をいち早く取り入れました。

運営が保有していたAzuki1つに「Bobu」という名前を与え、その所有権を20,000個に分割して売り出しました。Azuki側はこの試みを、NFTの管理に参加する権利を早い段階から所有権保有者に与えることでweb3時代におけるIPの構築・管理の分散を実験するものだとしています。

2022年3月にホルダーにBEANSがエアドロップ

2023年3月にAzukiのホルダー全員に土のNFTがエアドロップされました。この土から生まれたものがBEANZ(ビーンズ)です。BEANSはAzukiの関連NFTとして存在しています。

https://opensea.io/collection/beanzofficial より

2022年5月にフィジカルグッズの引換券をホルダーにエアドロップ

NFTLAを記念して作られた限定グッズで、ホルダー限定に引換券が無料でエアドロップされました。

2022年6月にNFT NYにて「ENTER THE ALLEY」開催

Azukiが提供する没入型体験ができるイベントです。ホルダー向けに参加者を募集するもすぐに定員を超える募集が集まったため、抽選での開催となりました。

2022年10月にPBTを発表

上でも解説した、フィジカルグッズとNFTを絡めたPBT規格を発表し、金のスケートボードのオークションを開催しました。

2022年11月にAMBUSHとコラボでリアルアイテムを複数展開

ジュエリーブランドのAMBUSHとコラボして、PBTを含んだ複数のアクセサリーを展開。抽選で購入可能。

2023年1月13日に一周年として「Hilumia」を発表

Azukiリリースから一周年となる日に今後のAzukiエコシステムのハブとなる「Hilumia」を発表。詳細は明かされていないが、Azukiに関する過去、現在、未来の全てが交差する街となると言及しています。

以上、Azukiの主要な動きをおさらいしました。

Azukiの展望は?

Azukiにはロードマップがなくコミュニティ手動であらゆるプロジェクトが進んでいくので、展望はあくまで個人の考えになってしまいますが、やはり「メタバースへの進出」と「IPとしてアニメーション展開」と「グッズ展開」だと予想します。

兼ねてからメタバースへの進出は匂わせる発言はしており、一周年で発表された「Hilumia」のムービーを見る限り、限りなくメタバース空間のような匂いを感じます。Azukiホルダーを中心としたメタバース空間を作り、コミュニティの活動をより強固にしていき、経済圏を作り上げようとしていると予想します。

そして、これまでもコラボグッズの展開をAzukiだけでなく、BEANSでも行っているため、IPとして強くしていくためにも、引き続きコラボグッズの展開はしていくはずです。特にPBTの開発を行っているため、リアルグッズとのコラボや今までにない仕掛けを積極的に仕掛けていきそうです。

最後に、やはりミッキーマウスのようなIPにすることが目標のAzukiですので、アニメーションやゲームなど、IPとしての強度を高める「作品制作」の取り組みは必須と言えます。まだあまりその方向性の発表は聞かないものの、制作期間がかかる取り組みですので、裏では実際に稼働していると予想しています。その第一弾が2023年中にお披露目されていくかもしれません。

まとめると、Azukiは今後IPとしての強度を高める活動を積極的に行っていき、Azukiブランドによる経済圏をより強固にしていく活動をしていくと予想されます。

多くのNFTプロジェクトにとって参考になる動きだと思いますので、引き続き注目していきます!

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