ロジザードとぷらっとホーム、ブロックチェーン技術で物流分野の課題解決へ
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2025年2月13日、ロジザード株式会社とぷらっとホーム株式会社は、物流分野におけるブロックチェーン技術の活用を目指し、共同研究を開始したことを発表した。物流業界が抱える2024年問題(※1)を背景に、両社はそれぞれの強みを活かし、Web3技術(※2)を用いた新たな物流ソリューションの開発を目指す。
物流業界の課題と共同研究の背景
近年、物流業界は人手不足や運送コストの増加といった課題に直面しており、その解決が急務となっている。特に、2024年問題は、時間外労働の規制強化により、物流業界の人手不足をさらに深刻化させると予想されている。
このような状況下で、物流業界ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が不可欠であり、その一環として、ブロックチェーン技術のような革新的な技術の活用が注目されている。
ロジザードは、クラウド型倉庫管理システム「ロジザードZERO」を提供しており、1,700を超える物流現場で利用されている。
一方、ぷらっとホームは、IoT技術を活用した製品開発を行っており、物理アセットのトークン化(※3)を進める「ThingsToken」を開発した。
両社は、それぞれの強みを組み合わせることで、物流業界の課題解決に貢献できると考え、今回の共同研究に至った。
共同研究の内容と期待される成果
今回の共同研究では、ぷらっとホームの「ThingsToken」とロジザードの「ロジザードZERO」のデータを組み合わせ、Web3技術を物流現場で活用する可能性を探る。研究期間は2025年4月から9月までの予定であり、この取り組みを通じて、物流現場でのデータ管理やトレーサビリティの向上を目指す。
具体的には、「ThingsToken」を活用して物流データをトークン化し、「ロジザードZERO」の豊富なデータと連携させることで、より効率的で透明性の高い物流システムを構築することを目指す。これにより、物流データの改ざん防止や、サプライチェーン全体のトレーサビリティ確保、さらには新たな物流サービスの創出などが期待される。
今回の共同研究は、物流業界におけるDXを加速させ、2024年問題をはじめとする様々な課題の解決に貢献する可能性がある。両社の取り組みは、今後の物流業界の発展に大きな影響を与えるだろう。
※1 2024年問題:2024年4月1日から適用される働き方改革関連法により、自動車運転業務の時間外労働時間の上限が規制されることで、物流業界に発生する諸問題のこと。
※2 Web3技術:ブロックチェーン技術を基盤とした、分散型インターネットの概念。
※3 トークン化:現実世界の資産や権利を、デジタルデータとして表現すること。
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