シスコシステムズ、AI需要増加で2025年第3四半期売上高見通しを上方修正
![](https://plus-web3.com/media/wp-content/uploads/2025/02/640_250213_下田.jpg)
2025年2月12日、米国のネットワーク機器大手シスコシステムズは、AI技術を活用する企業のインフラ投資増加を背景に、2025年第3四半期(2月から4月)の売上高見通しを139億ドルから141億ドルと発表した。この見通しは市場予想を上回り、同社の株価は時間外取引で約6%上昇した。
AI需要がシスコの業績を後押し
シスコは、AIインフラ構築に向けた企業の多額投資を背景に、イーサネットスイッチ(※)やルーターなどの製品需要が高まっていると報告している。 この需要増加により、2025年第3四半期の売上高を139億ドルから141億ドルと予測しており、これは市場予想の138億8000万ドルを上回る数値である。
また、調整後の1株当たり利益(EPS)(※)も0.90~0.92ドルと予想しており、こちらも市場予想の0.90ドルを上回る見通しだ。
さらに、シスコは2025会計年度の売上高目標を従来の553億~563億ドルから560億~565億ドルに引き上げた。
この上方修正は、AI関連インフラへの投資が同社の業績を押し上げると見込んでのものである。
※
イーサネットスイッチ:コンピュータネットワークにおいて、複数のデバイス間でデータを効率的に転送するための装置。ネットワークの中枢として機能し、データの送受信を管理する。
調整後の1株当たり利益(EPS):企業の純利益を発行済み株式数で割った値。特別項目や一時的な要因を除外して計算され、企業の収益性を評価する指標として用いられる。
第2四半期の好調な業績と市場の反応
2025年第2四半期(2024年11月~2025年1月)の決算では、シスコの売上高は前年同期比9.4%増の139億ドルとなり、アナリスト予想を上回った。 調整後の1株当たり利益も0.94ドルと、市場予想の0.91ドルを上回る結果となった。
この好調な業績発表を受け、同社の株価は時間外取引で約6%上昇した。
シスコのチャック・ロビンスCEOは、AIの普及が進む中、顧客のネットワークインフラの拡張や最高クラスのAIセキュリティの採用を支援する体制を整えていると述べており、顧客の信頼獲得と、さらなる成長を目指すと考えられる。
政府からの受注は減少しているものの、法人顧客の投資がそれを補っている状況は、シスコにとってプラス要因である。今後も法人顧客のAI導入が進むことで、シスコの業績は堅調に推移する可能性が高い。
総じて、シスコシステムズはAI技術の普及を背景に、今後も成長を続ける企業であると予測される。競争が激化する中で、独自の製品とサービスを提供し続けることが、同社の成功の鍵となるだろう。
Plus Web3は「Web3領域に特化したキャリア支援サービス」
![](https://plus-web3.com/media/wp-content/uploads/2023/01/DALL·E-2024-04-23-10.31.49-Create-an-illustration-of-a-blockchain-game-engineer-working-on-a-computer-without-any-explicit-cryptocurrency-logos-like-the-Bitcoin-B.-The-scene-s-300x171.webp)
Plus Web3では、Web3で働きたい人材と、個人に合わせた優良企業をマッチングする求人サービスを行っています。
- Web3で働くことも考えている…
- Web3のインターン先はどこがいいか分からない…
- どんな知識やスキルがあれば良いのか分からない…
このような悩みを抱える人は、一度「無料キャリア相談」にお越しください。あなたにマッチした優良企業をご紹介いたします。