トランプ大統領、就任演説で仮想通貨に言及せず ビットコインとトランプミームコインが価格下落
日本時間2025年1月21日、ドナルド・トランプ米大統領が就任演説を行ったが、仮想通貨に関する具体的な発言はなかった。この沈黙が市場の期待を裏切り、ビットコインをはじめとする暗号資産価格が急落した。特に、トランプ氏とメラニア夫人が発表したミームコイン「TRUMP」と「MELANIA」は、発表後の高騰から一転して大幅に下落し、関連するアルトコイン市場にも波及効果をもたらした。
今後の政策展開や、国内外への影響に注目が集まる。
就任式前の大きな期待を裏切る結果に
トランプ氏が過去にビットコイン戦略準備金の設立を計画していたことから、今回の就任演説では規制緩和や新たな政策が打ち出されるとの期待が高まっていた。しかし、具体的な言及がないまま演説が終了したことで、市場は大きな失望感を味わった。
その結果、就任式前のビットコインは最高値の約109,000ドルを記録していたが、演説後には一時101,406ドルまで値下がりし、現在は約101,800ドルで取引されている。
また、関連するデリバティブ市場では約7億ドル(約1,090億円)のポジションが清算され、特にレバレッジをかけた取引が大きな損失を被った。
ミームコイン市場においては、「TRUMP」トークンが38%、「MELANIA」トークンが46%も下落するなど、投資家の間に動揺が広がる結果となった。
このような急激な市場の変動は、トレーダーたちの期待が大きかったことを物語っていると言える。
- ミームコイン
インターネット上のミーム(流行りのネタやジョーク)をモチーフにした暗号資産。投機的な要素が強い。 - レバレッジ取引
借入金を利用して自己資金以上の取引を行う投資手法。利益を拡大できるが、損失も大きくなるリスクがある。 - 清算
取引が終了し、損益が確定すること。
今後のトランプ政権の動向は不透明
トランプ政権が今後、ミームコインやその他のデジタル資産に対してどのような規制政策を打ち出すのかは、依然として不透明である。
このような不確実性の高まりは、暗号資産市場全体のボラティリティを助長する可能性があり、投資家や市場関係者は慎重な姿勢を取らざるを得ない。
国際的にも、アメリカの政策動向が他国の規制や市場に波及する可能性が高いため、今後のトランプ政権の一挙一動に注目が集まる。
- ボラティリティ
価格の変動率の大きさを示す指標のこと。
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