【Web3業界の働き方調査】IGS社×PlusWeb3での調査レポートを公開!
調査背景
今回、Web3企業へのキャリアマッチングを支援する「株式会社プロタゴニスト(本社:東京都港区、代表取締役社長:工藤政嗣、以下「プロタゴニスト」)」と、Web3のリスキリングプログラムを提供する「Institution for a Global Society株式会社(本社:東京都渋谷区、 代表取締役社長 COO:中里 忍、以下「IGS」)」は、Web3企業で働く従業員や経営者を対象に、業界の魅力や働き方の特徴を明らかにし、多くの人に関心を持ってもらうための調査を実施しました。
2025年は国内外でWeb3業界の発展が期待されています。国内では「地方創生2.0」に向けたブロックチェーン技術の活用が推進され、米国では政策の転換がWeb3関連市場に影響を与える見通しです。一方で、Web3業界では人材不足が課題となっています。今回の調査は、Web3業界で働く魅力を明らかにし、多くの方に業界への関心を持っていただくきっかけを提供することを目的としています。
この記事では、その調査概要と結果を公表しています。Web3業界での働き方に興味のある方はぜひご一読ください!
調査概要
「Web3業界の働き方調査 企業編」では、各Web3企業の平均年収などの全体数値等を調査した。
「Web3業界の働き方調査 経営層・従業員編」では、実際にWeb3企業で働く経営層・従業員に調査した。
- 調査名称 「Web3業界の働き方調査 企業編」、「Web3業界の働き方調査 経営層・従業員編」
- 調査時期 2024年10月24日(木)~11月14日(木)
- 調査方法 インターネットによる回答
- 対象者 Web3事業に携わる企業に勤める、経営層・従業員
- 回答者数 13社・42名(内、経営層12名、従業員30名)
- 調査主体 「ONGAESHI」日本運営事務局(Institution for a Global Society株式会社)、株式会社プロタゴニスト
- 調査協力 回答企業13社(合同会社暗号屋、キリフダ株式会社、株式会社BLOCKSMITH&Co.、DAIJOBU株式会社、株式会社Gaudiy、GUILD株式 会社、HorizonX FZCO、株式会社Minto、株式会社Pacific Meta 等)
調査結果
Web3転職が注目される理由:キャリア成長と柔軟な働き方の両立
2025年に向けて国内外で拡大が期待されるWeb3業界では、地方創生からグローバルマーケットまで、ブロックチェーン技術を活用した新たなビジネスが台頭しています。
その中で、「やりがい」や「働きやすさ」、さらにはキャリアアップを求める20代後半から30代のミドル~ハイキャリア人材がWeb3業界への転職を進める動きが活発化しています。
①高収入かつキャリア形成に寄与:平均年収691万円!新しい挑戦によるスキルアップ
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によれば、国内30代の平均年収は約443万円。
一方、今回の調査で明らかになったWeb3企業従業員の平均年収は691万円と、国内平均を大きく上回っています。
また、転職後の年収中央値は+32.5万円程度という結果が得られました。
興味深いのは、「高収入」だけがWeb3転職の動機ではない点です。もともと大手商社・金融機関・IT企業など、安定かつ比較的高年収な企業出身者が、さらなる成長意欲や新しい挑戦機会を求めてWeb3業界へステップアップするケースが多いと考えられます。
②成長環境と共創が魅力:すべての経営層・従業員が「働きがいがある」と回答
スタートアップで働きたい人、やりがいを求める人がWeb3業界に転職。
実際に全ての経営層・従業員が「働きがいがある」と回答しました。
<Web3業界への転職理由のトップ3>
・「スタートアップだから」(n=16、53%)
・「Web3の概念・ビジョンに共感したから」(n=15、50%)
・「やりがいのある仕事をしたいから」(n=14、46%)
<働きがいに関するフリー回答(一部要約・抜粋)>
・社会構造を変えうるビジョンを掲げ、その実現を本気でめざしていること。熱量の高い優秀な仲間とともに、一緒に働くことができること。
・規制やトレンドなど事業環境が目まぐるしく変わる中で、常に新しいチャレンジが可能なフィールドであるから。
・まだ見えぬ技術の可能性を、みんなで喧々諤々しながら少しずつ進めている感覚に働きがいを感じる。
・黎明期にある領域でスピード感を持って働くことにやりがいを感じる。
・会社の方々も優秀な方が多く、成長環境という言葉がぴったりな職場で、日々刺激を受けながら働いている。
・新しい商流を創出しているから。
・問題が複雑なので飽きることがない。
など、多くの声をいただきました。
共通して感じている項目としては、
- 社会構造を変え得るビジョンを追求する熱量の高さ
- 新しいテクノロジーや規制、トレンドに対応する日々の学習・挑戦
- 優秀なメンバーとの切磋琢磨
- 新興市場の黎明期であるがゆえのスピード感と多様な意思決定機会
これらが挙げられます。
つまり、Web3業界は「常に前進し、未開拓分野を切り拓く」環境にあり、それが若手~中堅層が求める学びや成長への原動力となっています。
③リモート&フレックス制度普及:100%がリモート制度を活用し、「働きやすさ」も両立
Web3業界の魅力は働きがいだけではありません。調査企業の100%がリモート制度、91%がフレックス制度を導入していることが判明しました。
国内全体でのフレックス制度採用率(6.1%)やテレワーク導入率(約56%)と比べ、はるかに高い普及率です。
この柔軟な働き方が、ワークライフバランスを重視する30代前後の転職層にとって大きなアピールポイントとなっています。
時間や場所に縛られない就業スタイルにより、生産性やモチベーションを高めやすい環境が整っているのです。
④Web3テクノロジー未経験でも活躍可能:Web2で培ったスキルが活きる
「Web3業界 = 専門的な技術者のみが活躍」というイメージは必ずしも正しくありません。
実際にWeb3企業で働く従業員の73%が、「これまでの(Web2での)経験がWeb3業界でも活きている」と回答しています。
「 Web3テクノロジーに強い人材しか活躍できない」というイメージに対して、
・転職前は「そう思う(「とてもそう思う」「ややそう思う」の合計)」が61%(n=14)
・Web3業界への転職後は17%(n=4)に下がり、実際に働く中でWeb3テクノロジーに強い人材以外も活躍できると考える従業員がわかりました。
営業、マーケティング、プロジェクトマネジメント、コンサルティングといったWeb2で培われたビジネススキルやノウハウは、Web3企業においても十分に価値を発揮します。「Web3転職」は、単なるテック系人材だけでなく、多様なビジネスパーソンが自分の強みを活かせる新たなキャリアフィールドなのです。
また、「これまでのお仕事の経験は、Web3業界で活きていますか」という問いに対し、経営層は100%(n=7)、
従業員は65%(n=15)が「そう思う(「とてもそう思う」「ややそう思う」の合計)」と回答した。
リスキリングでWeb3業界への一歩を後押し:ONGAESHIプロジェクトの取り組み
こうした背景を受け、リスキリングを通じてWeb3業界へキャリアチェンジを支援するサービスも登場しています。
その一例が、Institution for a Global Society株式会社(IGS)が提供する「ONGAESHI」プロジェクトです。
「ONGAESHI」では、
- Web3イノベーションラボを通じた約1か月のリスキリングプログラム
- 受講生とWeb3企業とのキャリアマッチング支援
などを実施することで、教育費用をスポンサーが負担する「連帯貢献システム」の実現にも挑戦しています。
この取り組みにより、未経験者でも安心してWeb3分野の知識を学び、成長市場へ飛び込む機会が拡大しています。
まとめ:Web3転職は「次世代のキャリア選択肢」へ
Web3業界は、
- 平均年収691万円という高い報酬水準
- 全員が「働きがい」を感じる挑戦的な環境
- リモート&フレックスタイム制度による柔軟な働き方
- Web2で培った経験やスキルの活用可能性
これらを兼ね備え、ミドル~ハイキャリア人材にとって新たな選択肢となっています。
2025年以降、さらなる市場拡大が見込まれる中、Web3へ転職することで「成長意欲」「社会貢献」「柔軟なワークスタイル」を同時に実現できる可能性が高まっているのです。
キャリアアップを目指す方や、新たな環境で挑戦したい方は、Web3リスキリングとともにこの新興市場でのキャリア展開を検討してみてはいかがでしょうか。
☆本調査に協力していただいた各社については、採用に関する特集記事を順次公開予定!
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