【シンシズモ株式会社】阿部様へインタビュー｜技術力と企画力を基盤とした「キリフダ」でWeb3事業を牽引

2024-08-05

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シンシズモ株式会社はLINEでNFTを手軽に利用できるサービス「キリフダ」の導入が急増しており、とても注目されています。

今回は、クライアントの企画やプロジェクトマネジメントを担当する阿部氏にインタビューをおこない、NFT事業における現状や今後の展望、募集中のポジションについて詳しく話を伺いました。

NFTを活用する企業が急増中！企画力と技術力で企業のWeb3進出を支援

ーーまずは、会社概要についてお聞かせください。

阿部「シンシズモ株式会社(以下、シンシズモ)では、LINE上でNFTの受け取りやQRコード認証、NFTの購入ができる「キリフダ」というサービスを提供しています。従来NFTを保有するためにはウォレットや秘密鍵の管理が必要でしたが、LINEのアカウントに全て紐付けて、LINEのトーク画面からNFTを触ることができます。LINEを通したユーザー体験を軸にNFTを活用したい会社様と企画を考え開発をおこなっています。」

ーー阿部さんが現在担当されているポジションやバックグラウンドについて教えてください。

阿部「私はクライアント様への企画提案や、プロジェクトマネジメントを主に担当しています。スケジュールや体制を構築したり、場合によっては「NFTを使いたい」という漠然としたご要望から、ヒアリングを通して価値のある具体的な企画を創っていきます。私は元々、音楽を聴くとトークンがもらえる「PENTA」というサービスを共同創業し、運営していました。その後、現在は別のメンバーに事業を引き継いでいます。シンシズモとの出会いは、クリプトの勉強会でした。そこで出会った代表の赤川とは、共通の話題も多くプライベートでも親交を深めていきました。その後、私が以前の会社を解散し日本に帰国したタイミングで、声をかけていただきシンシズモにジョインしました。」

ーー具体的にはどのようなNFTを活用した事例がありますでしょうか。

阿部「現在様々な企業様からお問い合わせをいただいており、進行中で発表できないものも多いのですが、リリース済みのものですと、東海自動車株式会社様のNFTを活用したポイントラリー企画があります。これは、伊豆地域との接点をより多くの人と持ってもらいたいという想いから静岡県伊豆地域の観光促進を目的とした企画です。参加者は各観光スポットでNFTを入手し集めていき、またNFTをゲットした方は報酬を受け取ることができるものです。」

Trip Rally Season1 in Ito プレスリリース：https://izu-letters.jp/event/triprally.html

ーーイベントやキャンペーンなどの企画でNFTを導入することが多いのでしょうか。

阿部「そうですね。NFTを導入すればそれだけで企画が面白くなる、話題になるという時代は終わったと考えています。そのため、企画自体の良さやイベントやキャンペーン自体が面白いことが前提で、そこにNFTという技術を使ったらどういう楽しいことが実現できるのかを基本的な考えとして企画自体の構成から伴走しサポートさせていただくことが多いです。」

技術力とビジネス力でNFTの未来を創造

ーー大手の企業様に選ばれるシンシズモ様の強みについても教えてください。

阿部「ブロックチェーン技術に精通したメンバーが、NFTのビジネス活用を推進していることが強みです。当初弊社は、NFTを貸し借りできるプラットフォーム「RentaFi」を開発していました。ブロックチェーン業界には、技術的な革新性を追求する企業と、ビジネスとしてNFTの普及に取り組む企業の2種類があると私は考えています。私たちはその両方の側面を持ち合わせており、特に技術的な知見を活かして、NFTのユースケースをビジネスに落とし込むことができるのが強みです。」

ーーチーム構成についても教えてください。

阿部「平均年齢は20代後半のチームとなっており、フルコミットのメンバー3名、ビジネス側は私を含め4名ほど、開発側は複数のエンジニアがいます。また、Dune Analyticsを活用してオンチェーンデータを分析する専門人材が2名程います。穏やかで黙々と働き、人の話をしっかりと聞いて理解するのが得意なメンバーが多いです。」

ーーチームの魅力についてもお聞かせください。

阿部「日本にいながらグローバルな最先端の情報を共有し、成長していける環境があります。以前ドバイで事業をしていた頃は、周りは外国人ばかりで、常に最新の情報をキャッチアップし事業に活かしていました。しかし、日本では情報感度やその捉え方に差を感じることが少なくありませんでした。その意味では、シンシズモは日本を拠点としながらも、海外のトレンドを敏感に察知し、グローバルな視点で事業を展開しています。クリプト好きなメンバーが集まり日々活発な意見交換が行われている、日本のWeb3業界において珍しい会社だと思います。」

ーーシンシズモで働く魅力についても教えてください。

阿部「若手でも大きな裁量を持って、大企業と対等な立場で仕事ができることです。ブロックチェーンやNFTの分野では、新しいビジネスが次々と生まれています。そのため、私たちのようなスタートアップでも、大手企業と直接取引し、大規模なプロジェクトに携わることができるチャンスが広がっています。実際に、私は大手企業の新規事業担当者と直接やり取りし、企画の提案から実行までを一任いただいております。」

ーー社内のカルチャーやこだわりなどはございますでしょうか。

阿部「『とにかく働くこと』がカルチャーとしてあります。代表の赤川やCOOの山口をはじめ、皆驚くほど多い量のタスクをこなしながら、事業にコミットしています。例えば、展示会後には、朝から晩まで30分刻みで200件もの商談が1ヶ月のうちに組まれるなど、バイタリティが必要です。また、もう一つの特徴として、大変な状況の中でも常に冷静で、感情的になることなく事実ベースで議論できることが印象的です。ミスや失敗、意見の齟齬があったとしてもそれを責めるのではなく、ロジカルにリカバリーすることに徹しています。」

大手企業のWeb3事業を牽引する、自ら考え行動する人材を募集中

ーー採用されているポジションについても教えてください。

阿部「私と一緒にビジネス側を牽引してくれる仲間を探しています。これまで私は、大学時代に7社ほどインターンシップやフリーでの業務を経験し、アプリ開発、広告、D2C、映像制作など、幅広い業界に触れてきました。そこで培った経験と起業経験を活かし、様々な企業の新規事業開発をサポートしています。シンシズモはスタートアップであるため、決まった型はなく、柔軟な発想と行動力が求められます。自ら考え、行動し、新しい価値を創造したい方にはぜひ応募いただきたいです。」

ーー必要な能力はどのようなものになりますでしょうか。

阿部「そうですね。相手が言っていることを聞いて自分の頭で考え、企画を創り推進する能力が必要になります。そのため、言われたことをただやります、というだけだと大変だと思います。例えば、広告代理店で企画を多く創ってきた方やコンサルタントとしてクライアントの矢面に立ってヒアリングをおこなってきた方などがマッチするかと思います。」

ーー応募するにあたり、ブロックチェーンやNFTの知識は必須でしょうか。

阿部「ブロックチェーンやNFTの知識があるに越したことはありませんが、なくても学びたい意志があればキャッチアップできると思うので問題ありません。NFTの専門知識がなくても、LINEに関する知識や企画力、エンジリアリングなど、他の強みがあれば活躍できると思います。」

シンシズモが描くブロックチェーンの未来

ーー今後の展望について教えてください。

阿部「NFTは、アートであり、デジタルアセットであるといった、雰囲気的な側面が未だ世間一般的な解釈となっていますが、技術的な観点から見ると、もっと多様なユースケースの創造可能性を秘めていると私は考えています。「この技術を使えば、こんなことができるのではないか」「こんなデジタルグッズがあったら面白いのではないか」などを日々考えています。NFTのユースケースは、まだ世の中に埋もれており、それを様々な企業様と一緒に発掘し、形にしていくことに大きなやりがいを感じています。これからも、私たちがいなければ実現できなかった面白さや楽しさを、NFTを通じてユーザー様に届けていきたいです。」

ーー最後に読者へメッセージをお願いします。

阿部「ブロックチェーン業界では、クリプトが終わった、終わってないという二項対立的な論争が絶えず繰り返されていますが、私はブロックチェーンを「技術」の一つとして捉えています。ブロックチェーン技術はまだ誕生から約30年ほどしか経っておらず、AIと比べてもまだ歴史が浅く、社会実装の方法も模索段階です。そのため、その最先端の技術をどう社会に実装してアプローチしていくのかを考えるのはとてもエキサイティングな思考活動だと思います。新しい技術を使ってまだ誰も考えたことがない面白いものを創りたい方は、ぜひブロックチェーン技術に挑戦していただければと思います。これからも市場の流れや波に惑わされずに真摯に技術やモノづくりに向き合っていきます。」