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セールスフォースがインフォマティカを買収 AI時代のデータ統合戦略が加速

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2025年5月27日、米CRM大手セールスフォースはデータ管理ソフト企業インフォマティカを約80億ドルで買収すると発表した。AI分野での競争力を高める狙いである。

目次

AI競争激化の中、セールスフォースが戦略的買収を実行

セールスフォースはクラウド型顧客管理(CRM)サービスを主力とする米テック企業であり、今回の買収はデータインフラ強化を目的とした戦略的な動きだ。
買収対象のインフォマティカは、膨大なビジネスデータの統合・変換・保護を行うエンタープライズ向けデータ管理ソフトで知られ、特に大規模組織においてその存在感を高めてきた。

発表によると買収額は約80億ドルで、1株あたり25ドルの提示価格は5月22日の終値に対して約30%のプレミアムが上乗せされた水準となっている。
取引は現金と借入金を組み合わせて実行され、2026年2月開始予定の次年度初頭に完了する見通しだ。

この買収は、2021年に約280億ドルでビジネスチャット大手スラックを買収して以来、セールスフォースにとって最大規模のM&Aとなる。
同社は昨年一度インフォマティカとの交渉を打ち切っていたが、今年4月に複数の買い手候補が接触したことで、交渉が再活発化したようだ。

今後の展望、データ主導のAIエコシステム構築へ

今回の買収によりセールスフォースは、AIエージェント開発に必要な“高品質かつ構造化されたデータ”へのアクセスと制御を強化できると考えられる。
すでに同社は採用・カスタマーサポート領域で自然言語処理や自動応答機能を備えたAIエージェントの提供を進めており、今回の買収がそれらの高度化に直結する可能性がある。

またエンタープライズ領域におけるAI導入の最大の課題である、信頼性の高いデータ基盤の構築も強化できると思われる。
インフォマティカの持つデータ統合技術(※)とセールスフォースの業務アプリケーション群を組み合わせることで、企業はより効率的かつガバナンスの効いたAI活用が可能になるだろう。

一方で、買収に伴う財務的リスクや組織統合の難しさも懸念される。
特に営業利益率の改善見通しは買収後2年目以降とされており、短期的には投資家からの評価が分かれる可能性もある。

それでも、AI競争がますます激化する中で、データ管理機能の内製化を行うことは、中長期的に見て有利に働く可能性が高いだろう。
本件は単なる買収ではなく、AI時代における“次世代のOS”を手に入れる布石とも考えられるかもしれない。

※データ統合技術:複数のシステムやフォーマットに分散されたデータを、一元的かつ整合性を保って統合・管理する技術。AI開発や意思決定の精度向上に不可欠とされる。

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