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ぐるなび、AI新アプリ「UMAME!」正式版始動 店探しは検索から提案へ

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2026年1月20日、ぐるなびは国内向けにAIエージェント搭載アプリ「UMAME!」を正式リリースした。β版から約1年の検証を経て全面刷新し、検索に頼らない飲食体験を打ち出す。生成AIを軸にした同社DX戦略の象徴的な施策となる。

ぐるなび、AIエージェント搭載「UMAME!」正式提供を開始

UMAME!は、飲食店を条件検索するのではなく、AIが利用者の気分や文脈を読み取り、最適な店を提案する“No Search”型アプリである。

本サービスは、生成AI活用を全社で進める「ぐるなびNextプロジェクト」の一環として開発された。2025年1月にβ版を公開し、約1年にわたる検証を経て正式版へ移行した。

正式版では、従来のiOS版に加えAndroid版の提供を開始する。基盤となる店舗情報も順次拡充され、2026年2月上旬までに約59万店規模となる見込みだ。アプリ起動直後にAIが店を提示する機能を搭載し、チャット操作を前提としない点が特徴となっている。

発表会で執行役員CTOの岩本俊明氏は「今の気分を読み解くもの」と説明した。検索語では表現しきれない微妙な嗜好や状況を捉え、二次会や飛び込み利用など即時性の高い場面での活用を想定する。

外国人の「日本人が日常的に通う店舗に行きたい」というニーズに応えるため、英語版も3月までの提供を目標としており、インバウンド需要への対応を進める。

また、日々の食事写真を蓄積するジャーナル機能や、好みの店を記録するブックマーク機能を搭載した。これらのデータはAIと連動し、提案精度の向上に活用される。β版で課題となっていた対話精度については、複数エージェントを組み合わせる構成に刷新したという。

検索依存からの脱却は進むか AI提案型グルメの利点と課題

UMAME!の最大のメリットは、店探しの負荷を下げ、偶発的な出会いを生みやすくする点にある。特に「どこに行くか決めきれない」状況では、AI主導の提案が新たな価値を生む可能性が高い。

また、食は気分変化が激しい分野であり、過度なパーソナライズが最適解にならないリスクも指摘される。岩本氏もβ版では限界があったと述べており、対話設計の成熟が今後の鍵となる。

同社は予約重視の「楽天ぐるなび」と役割を分け、シーン別に使い分ける戦略を取る。今後、他エージェントとの連携(※A2A)や写真解析が進めば、飲食体験はさらに動的になる可能性がある。検索から提案への転換が定着するかは、利用者の納得感にかかっていると言える。

※A2A:Agent to Agentの略。複数のAIエージェントが連携して処理を行う仕組み。

プレスリリース

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