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ホロライブ、生成AIイラストへの対応を株主総会で説明 違法利用は法的措置も視野

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年8月12日、VTuber事務所「ホロライブ」を運営するカバーは、6月26日に行われた株主総会での質疑応答内容を公開した。
生成AIイラストを巡る事務所方針について説明し、活用と悪用を区別しつつ、違法な場合は法的措置も取る方針を示した。

株主総会で生成AIイラストの扱いを問う質問相次ぐ

株主総会では、ファンアートに生成AIを用いることに関する対応を巡り、株主から質問が出た。
「イラストAIを使ったファンアートに関して、御社から所属タレントに対し配信で用いないよう指導しているようであるが、各タレントにその判別を任せているために、技術的に不正確な案内や、手描きのファンアートをAI製と誤認し周知したことによるファンアート作者への風評被害の発生など各種トラブルが発生している。競合他社のように事務所としてAI製ファンアートへの対応を一本化するべきではないか」という指摘である。

これに対し、カバーは「AIの活用という観点においては、AIに対する理解を深めながら動向を注視し、慎重に検討を進めております」と述べ、生成AIの活用と悪用を分けて考える立場を明示した。
また、違法な生成物に関しては法的措置を含めて対応する方針を改めて示した。

さらに、生成AIイラストの蔓延によって所属タレントの活動が妨げられ、対応負担が増している現状についても質問が寄せられたが、カバーはこれにもほぼ同様の回答を行った。

ホロライブはこれまでも、AI生成イラストを扱う際にはファンアートタグを使わないことや、AI生成である旨の明記を呼び掛けてきた。
今回の発言は、その慎重姿勢を株主の前で再確認した形だ。

段階的ガイドラインと柔軟運用で生成AI時代の創作環境を整備

今後、カバーは生成AIイラストの扱いについて、即時の一律規制ではなく、段階的なガイドライン策定を進めていく可能性が高い。
初期段階では、タレントとファン双方が混乱なく創作物を扱える環境を整えることを重視し、権利侵害や風評被害を抑止するための法的措置も視野に入れるとみられる。

ただし、生成AI技術は急速に進化しており、判断基準や社会的評価も短期間で変化し得る。
そのため、一度策定したガイドラインを固定的に運用するのではなく、技術動向や業界の変化に応じて改訂可能な「動的ガイドライン」として管理する方向が現実的だろう。

この柔軟な運用により、規制強化と創作支援のバランスを取りながら、ファンの創作活動を促進しつつ悪用を防ぐ体制を構築できる可能性がある。
さらに、策定過程での透明性確保やファンとの双方向コミュニケーションが確立されれば、その対応はVTuber業界全体における生成AI活用の先行事例として影響力を持つことが期待できる。

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