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「JPYC EX」が口座1万・発行5億円突破 円建ステーブルコインの利用が決済・送金から実証まで拡大

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JPYC株式会社は、発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」の累計口座開設数が1万件、累計発行額が5億円を突破したと発表した。
国内企業による円建てステーブルコインの取り組みとして、利用実績の進展が明らかになった。

開始から約7週で到達 利用シーンが拡がるJPYC EX

2025年12月16日、JPYCによると、JPYC EXが12月15日時点で累計口座開設数が10,000件、累計発行額が5億円を超えたと発表した。
同社はJPYC EXを、国内初となる日本円建ステーブルコイン「JPYC」の発行・償還サービスであり、法令に基づきJPYCを発行・償還できるプラットフォームとして提供している。

利用者は、さまざまな事業者と個人ユーザーに広がっているという。
用途は決済や送金に加え、マーケティング施策、実証実験などに拡大しており、活用の幅が広がった結果が、口座数と発行額の伸びとして表れたとしている。
今回の発表では、安定的な発行・償還オペレーションを継続してきたことに加え、ユーザーのニーズに応じた機能や関連サービスの拡充を進めてきた点についても触れている。

JPYCは今後について、JPYC EXを基盤に、より多くの事業者・ユーザーが安心して活用できる環境整備と利便性の向上を進める方針を示した。
さらに、今後3年で10兆円規模の発行残高の実現を掲げ、ユースケースの創出と拡大を支援し、エコシステムを広げていく考えである。

“円のデジタル流通”が前進 普及の鍵は信頼と接続性

JPYC EXの実績拡大は、円建ステーブルコインが「試す段階」から「業務やサービスに組み込む段階」へ移りつつあることを示唆している。
事業者側では、決済、キャンペーン、送金を同一のデジタル価値で設計できるため、還元や精算を含む一連の流れを自動化しやすい。
個人側でも、送金の手段に留まらず、サービス参加や実証への入口として機能し得る点はメリットと言える。

一方で、社会インフラとして定着するには、償還の確実性、運用の継続性、コンプライアンス対応が要となると考えられる。
発行・償還の手続きが増えるほど、本人確認や不正対策、障害時の案内と復旧まで含めた運用設計が重要になるだろう。
加えて、既存の決済・会計・業務システムとの接続性が高まらなければ、導入は一部の先進企業に偏るかもしれない。

JPYC EXが掲げる「利便性向上」と「ユースケース拡大」が同時に進めば、円のデジタル流通は具体的な実務課題の解決策として浸透する可能性がある。
反対に、運用負荷や信頼の毀損が生じれば拡大は鈍るため、成長局面ほどガバナンスと運用品質が問われる局面になりそうだ。

JPYC株式会社 プレスリリース

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