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JCBとトレンドマイクロが協業 生成AIで詐欺サイト判定、一部会員向け実証開始

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年8月20日、JCBとトレンドマイクロは日本国内での不正対策強化に向けた協業を発表した。第1弾として、JCBカード会員専用アプリ「MyJCB」の一部利用者を対象に、生成AIによる詐欺判定機能を活用した実証実験を開始する。

生成AIで詐欺を検知 会員アプリに新機能導入

今回の協業では、生成AIを用いた詐欺チェック機能を「MyJCB」アプリに追加し、詐欺被害リスクへの対策を強化した。

不審なリンクやメールアドレス、電話番号を入力して検証することも可能で、ユーザーはメールやSMS、SNSのメッセージ、ウェブサイトや広告などのスクリーンショットをアプリに送信すると、AIが詐欺の兆候を判定する。

JCBは従来からフィッシング詐欺に関する注意喚起を行ってきたが、今回の生成AI活用により、積極的な防御手段を会員に提供できるようになる。

一方のトレンドマイクロは、35年以上にわたりグローバルな脅威インテリジェンスを提供してきた実績を持つ。特に日本市場向けには、国内特有の攻撃手法を分析し、結果を即座にソリューションに反映する体制を構築してきた。

高度化する詐欺手口に対抗 AI判定の普及と課題

JCBとトレンドマイクロの協業は、詐欺対策を日常的なサービス利用の文脈に組み込んだ点で意義が大きい。利用者がアプリから直接、不審なメッセージやサイトを即時にチェックできる仕組みは、心理的な安心感を高める効果があるだろう。

特に、高齢者やデジタルに不慣れな層にとっては、従来の「注意喚起」にとどまらない実践的な防御手段として期待できる。また、トレンドマイクロの脅威インテリジェンスを活用することで、日本特有の詐欺手口にも迅速に対応できる点は強みと言えるだろう。

一方で、AI判定には誤検知や見逃しのリスクがつきまとう。安全なサイトやメールを「危険」と判定してしまえばユーザーの利便性を損ない、逆に詐欺サイトを「安全」と誤って判断すれば被害につながりかねない。

さらに、ユーザーがAI判定を過信し、自らの警戒心を弱める副作用も懸念される。このバランスをいかに調整するかが、今後の対応策や改善の方向性の課題となりそうだ。

株式会社ジェーシービー プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001240.000011361.html

トレンドマイクロ株式会社 プレスリリース
https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/newsroom/press-releases/2025/pr-20250820-01.html

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