2026年10月22日、富士通クライアントコンピューティング株式会社が、FMV 2026年冬モデルとして5シリーズ11機種を同年10月23日より順次提供開始すると発表した。日本国内の利用実態に合わせた設計や、Copilot+ PC(※)対応モデルの拡充が図られている。
FCCLがFMV冬モデルを発表 Copilot+PC対応や独自AI機能を拡充
ラインナップには、世界最軽量約634gを実現した「FMV Note U」のほか、デザイン性を高めた「FMV Note C」、堅牢性に優れた「FMV Note M」、16.0型大画面の「FMV Note A」、5つの変形スタイルに対応する2 in 1の「FMV Note Q」が揃う。
新モデルではCopilot+ PC対応機が拡充されており、モデルに応じてAMD Ryzen™ AI 7プロセッサをはじめとする最新CPUや専用のNPUを搭載する。これにより、独自AIアプリ「Quick Capture」には画面キャプチャ内のテキスト検索機能が追加され、「Reclip」では動画や写真の解析処理が高速化された。
さらに、新アクセサリーブランド「FMV Accessory」の同時発表や、アーティスト長場雄氏とのコラボレーションモデルの期間限定販売など、使い勝手とデザインの両面から多様なニーズに対応する展開となっている。
※Copilot+PC:マイクロソフトが定義する、高度なAI処理を専用で行うプロセッサ(NPU)を搭載し、先進的な生成AI機能をローカル環境で高速かつ省電力に実行できるパソコンの規格。
日常的なAI利便性の向上と、長期利用モデルにおける課題と展望
今回の刷新における主なメリットは、クラウド依存を減らしローカルでNPUを稼働させることで、システム負荷を抑えつつ会議の振り返りやデータ整理などの作業効率を大きく向上させられる点にあると考えられる。
日本の暮らしに寄り添った軽量・堅牢なハードウェアと実用的な独自AIアプリの融合は、ビジネスマンや学生の快適な作業環境づくりに深く寄与していくとみられる。
一方で、Copilot+ PCに対応した高スペックなCPUや最新機能の搭載により、価格帯の上昇やモデル選定の複雑化といったハードルが生じる懸念も存在する。
従来モデルを5年以上使い続ける長期ユーザー層に対し、新機能の価値をどのように伝えて移行を促すかが普及のキーになるだろう。
今後は、単なる処理性能の向上にとどまらず、個人の生活様式や作業フローに自然と溶け込むローカルAI体験の提供が、PC市場における重要な競争力になっていくと予想される。
富士通クライアントコンピューティング株式会社 プレスリリース
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