メルコインは、メルカリポイントの付与時にビットコインやイーサリアムを自動購入できる「ポイント運用」機能の提供を開始した。メルカリアプリ利用者へ段階的に提供する。
メルカリポイントで暗号資産を自動購入可能に
2026年9月15日に発表された「ポイント運用」は、メルカリポイントが付与されるたび、付与されたすべてのポイントを使って、あらかじめ設定した暗号資産が自動購入される機能である。
1ポイント=1円として利用でき、利用手数料は無料だ。
現在の対象はビットコインとイーサリアムで、複数の暗号資産を設定した場合は同じ割合で購入される。
端数が生じた際はビットコインの購入に充てられる。たとえば、11ポイントが付与された場合は、ビットコインが6円分、イーサリアムが5円分購入される。
設定はメルカリアプリの「おさいふ」からビットコイン等の項目へ進み、「ポイント運用」で対象の暗号資産を選択することで行える。
メルコインによると、今後は対象となる暗号資産を順次拡大する予定である。
同社は2023年3月に暗号資産取引サービスを開始し、2026年3月末時点で累計口座開設数は400万口座を突破している。また、同時点の利用者へのアンケートでは、約9割が暗号資産取引の未経験層だったという。
手軽さが広げる利用 価格変動と取引コストには注意
今回の機能のメリットは、暗号資産を購入する操作をその都度行わなくても、自動的に購入へ回せる点にありそうだ。
少額のポイントから利用できるため、暗号資産に触れる心理的なハードルを下げる効果も期待できる。
一方で、ポイントを原資にした購入であっても、取得した暗号資産の価値が下落する可能性はある。暗号資産は価格変動によって損失が生じるおそれがあるため、「利用手数料無料」であることと、取引にコストやリスクがないことは同義ではない。
利用時には提示価格に含まれるスプレッド(※)も踏まえて判断する必要があるだろう。
とはいえ今後、対象銘柄の拡大が進めば、ポイントを使った暗号資産取得という利用方法はさらに多様になるかもしれない。
メルカリアプリにポイント経由で暗号資産へ接する導線が加わったことで、実際の利用拡大や継続利用につながるか、引き続き注目したい。
※スプレッド:暗号資産の取引時に提示される価格に含まれる取引コスト。
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