シー・エフ・デー販売が自作PC向けブランド「玄人志向」を「Crowxis(クロウシス)」へリニューアルすることが発表された。新ブランドは幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」で初披露される予定だ。
「玄人志向」を「Crowxis」へ刷新、新ブランドをTGSで初披露
シー・エフ・デー販売は2026年9月1日、2001年から展開してきた「玄人志向」を新ブランド「Crowxis(クロウシス)」へリニューアルすると発表した。
今回のリブランディングでは、従来から重視してきた「合理性、信頼性、実用性」を受け継ぎつつ、現代のユーザーに理解・共感されやすい形へブランドの魅力を再定義する。
新名称の「Crowxis」は、PC選びで迷うユーザーを価値ある製品へ導く存在を、日本神話で道案内をしたとされる八咫烏(やたがらす)の「Crow」になぞらえたものだ。そこに、ユーザーの選択の軸となる確かなブランドを目指す意味で「Axis」を組み合わせている。
ブランドコンセプトには「PCの選択に、確かな軸を」を掲げ、技術力と価格競争力を維持しつつ、選んだ理由に納得でき、周囲にも薦めたくなる存在を目指すとしている。
製品はPCパーツ、PC周辺機器、ゲーミング関連製品などを展開し、SSDやグラフィックボード、電源ユニット、PCケース、CPUクーラー、SSD/HDDケース、ゲーミングチェアなどを対象とする。
9月17日から21日まで幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026では、新ブランド「Crowxis」を初披露し、ブランドコンセプトや今後の新製品情報などを紹介する予定だ。
名称刷新がもたらす強みと課題、選択肢としての価値をどう高めるか
今回のリニューアルは、長年培ってきた製品開発の強みを維持しながら、ブランドの価値を現代のユーザーに伝え直せる点に意義があると考えられる。PCパーツの選択肢が多様化する中では、価格だけでなく、ブランドが何を重視するのかを明確にすることが選択の後押しになり得る。
こうした刷新は、製品カテゴリーの広がりとも相性が良い。ゲーミング関連製品など幅広い製品を扱うことで、自作PCに詳しいユーザーに加え、異なる目的でPC製品を探す層との接点を増やせる可能性がある。
一方で、ブランドを一新することには、これまで築いてきた認知との連続性をどう保つかという課題も伴う。25年にわたり展開してきた「玄人志向」からCrowxisへ移行するため、既存ユーザーが新ブランドを従来のブランドと結び付けにくくなるかもしれない。
今後は、製品そのものの品質や価格競争力に加え、「Crowxisだから選ぶ」という理由をどこまで形成できるかが焦点になるだろう。
ブランド名やロゴの刷新を一過性の話題にせず、販売される製品や情報発信まで一貫させられるかが、定着を左右する要素になると考えられる。
関連記事:
エレコム、40周年でロゴ刷新 多摩電子工業の買収完了で品質統合も本格化

ゲーミングデバイスEC「ふもっふのおみせ」、BTO PCブランド「FOW」を始動 eスポーツ視点の構成提案へ
