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大学生の生成AI継続利用率が84.5%に ChatGPTは9割超、学年上昇で就活活用も拡大

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年8月、産業能率大学コンテンツビジネス研究所は、在学生を対象とした「学生メディア・コンテンツ利用調査2026」の生成AI利用実態を公表した。継続利用率は84.5%と前年から27ポイント上昇し、ChatGPTの利用率は90.4%に達した。生成AIは学生生活に急速に定着している。

大学生の生成AI利用、継続率84.5%へ急上昇

産業能率大学コンテンツビジネス研究所の調査では、生成AIを「継続して利用している」と回答した学生が84.5%に達した。「利用したことはあるが今は使っていない」を合わせると、96%が生成AIの利用経験を持つ。前年の継続利用率は57.7%で、わずか1年で約27ポイント、約1.46倍に伸びた。

学年別でも利用率に大きな差はなく、1年生は86.7%、4年生は84.6%だった。大学入学時点ですでに生成AIを利用することが一般化している状況が浮かび上がる。

利用サービスではChatGPTが90.4%で圧倒的な首位となった。一方、Google Geminiは前年の12.3%から49.5%へ急伸し、利用サービスの多様化も進んでいる。ChatGPTを軸にしながら、目的や状況に応じて複数の生成AIを使い分ける学生が増えているようだ。

利用目的は全学年で「情報収集のサポート」が最多だった。1年生では「AIとの会話・雑談・相談」が45.4%、「趣味・興味のある活動」が40.0%と高く、日常生活での利用が目立つ。一方、4年生では「就職活動における書類作成」が58.3%に達した。「授業の課題・レポート作成」も44.8%となり、前年の29.5%から約15ポイント上昇している。

さらに、生成AIが使えなくなった場合、「非常に困る」「ある程度困る」と回答した学生は83.8%に上った。「非常に困る」は1年生の22.9%から4年生では36.5%に増加しており、学年が上がるほど生成AIを必要とする度合いが高まる傾向も示された。

引用元:産業能率大学 プレスリリース

利便性の裏側で問われるAI活用力

今回の結果は、生成AIが大学生にとって一過性の流行ではなく、日常的な情報収集や学習を支える基盤になりつつあることを示す。複数のサービスを目的別に使い分ける動きが広がれば、学生は用途に適したAIを選択することで、情報整理や文章作成の効率をさらに高められる可能性がある。

特に就職活動への活用が広がることは、学生側のメリットが大きい。書類作成の補助や情報整理などに生成AIを活用すれば、準備にかかる時間を抑えながら、内容の改善に時間を振り向けられるためだ。企業側にとっても、AIを適切に使いこなす能力は今後の人材評価で重要な要素となる可能性がある。

一方、利用が当たり前になるほど、依存のリスクも高まる。生成AIの回答を十分に確認せず利用すれば、誤った情報や不適切な表現をそのまま採用する可能性がある。レポートや就職活動など評価に直結する場面では、AIの出力を自分で検証し、最終的な判断を下す力が欠かせない。

今後は「生成AIを使える学生」から「目的に応じてAIを選び、出力を評価できる学生」へと、求められる能力が変化していくと考えられる。生成AIが使えなくなると困る学生が8割を超えた今回の結果は、その転換がすでに始まっていることを示すものと言える。

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