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Adobe「Project Indigo」にAI編集機能 撮影直後の補正や作風変換をアプリ内で実現

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

米Adobeは実験的カメラアプリ「Project Indigo」に、生成AIを使った編集機能「AI Playground」を追加すると発表した。不要物の除去や背景ぼかし、作風変換、撮影アドバイスまでを、写真撮影後にアプリ内で実行できる。

撮影直後にAI編集、不要物除去や作風変換に対応

2026年7月20日に公表されたAI Playgroundは、カメラアプリProject Indigoのバージョン1.1で一部ユーザー向けに提供される実験機能である。対象者はアプリ更新後に表示される案内から参加でき、数週間にわたり無料で利用可能となる。

ただし提供対象は利用者のごく一部に限られ、利用状況を踏まえて実験の延長や対象拡大、有料版の提供を検討するとのことだ。

AI Playgroundの機能は「Object Editing」「Styles」「Photo Guidance」「Custom Edit」の4領域で構成される。

Object Editingでは背景の人物や車両、看板などを指定して削除できるほか、背景をぼかして浅い被写界深度を再現できる。Stylesではペン画やインク彩色、ゴールデンアワー風の光など、写真全体の表現をボタン操作で変えられる。

Photo Guidanceは、写真の長所と改善点をAIが分析し、その場で撮り直す際の助言や、撮影後の編集案を提示する。Custom Editでは自由な文章で指示でき、構図を保ったまま絵画を写真風に変換するなど、定型メニューを超えた加工にも対応する。

生成モデルには初期段階ではGoogleの「Nano Banana」を採用する。
クラウド処理のため通信環境が必要で、生成画像は共有用途を想定した一辺約2,000ピクセルとなる。

また、Indigoのカメラアプリで撮影したHDR写真を編集する際、これまではSDR画像で出力されていたが、独自の機械学習モデルで明るさをHDRへ戻す後処理機能も加わった。
ただし色調が大きく変わった場合は補正精度が落ちるという。

写真アプリと生成AIの統合進むも、制御性や真正性が課題か

今回の試みの意義は、撮影と編集を別々のアプリで行う従来の流れを短縮し、被写体を目の前にしたまま補正や再撮影を判断できる点にありそうだ。
特に「Photo Guidance」において、レンズや絞りなど端末ごとの制約を踏まえた提案が行われれば、初心者の学習支援として有効だろう。

一方、生成AI編集では狙った結果を一度で得にくいという問題が残るかもしれない。
Adobeも、プロンプトの曖昧さや人物の顔立ち・表情が意図せず変わる「アイデンティティシフト」、クラウド処理による待ち時間を課題として挙げている。背景除去のような軽微な修正でも、写真の記録性を損なう可能性は否定できない。

今後は、少数ユーザーによる検証を通じて生成結果の制御性をどこまで改善できるかが、正式提供と対象拡大を左右しそうだ。

Adobe公式ブログ

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