SBI VCトレードは、DAI、OMG、XTZ、SAND、AXS、BAT、APEの7銘柄について、VCTRADEサービスでの取扱いを廃止すると発表した。
対象銘柄の現物取引や積立サービスなどが終了し、保有者には対応が求められる。
7銘柄の取扱いを8月5日に終了
2026年6月18日、SBI VCトレードは、対象暗号資産に関する今後のサービス提供方針を総合的に検討した結果、安定的なサービス提供の観点から7銘柄の取扱いを廃止すると発表した。
対象となるのは、ダイ(DAI)、オーエムジー(OMG)、テゾス(XTZ)、サンドボックス(SAND)、アクシーインフィニティ(AXS)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、エイプコイン(APE)である。
取扱い廃止日時は2026年8月5日12時に設定された。
同日時以降、販売所での現物取引は利用できなくなる。
積立暗号資産についても新規設定および約定が停止されるため、継続を希望しない利用者は事前に積立設定を取り消す必要がある。
なお、OMGは2025年12月3日から、DAIは2026年6月3日からすでに買付サービスや積立サービスが停止されていた。
レバレッジ取引においては、対象銘柄を証拠金として預託できなくなる。
8月5日以降は証拠金掛け目が50%から0%へ変更されるため、証拠金維持率の低下によるロスカットや追証が発生する可能性もある。
また、XTZの入庫特別対応は同日時で終了し、XTZのステーキングサービスも2026年7月配布分をもって終了となる。
さらに、8月5日時点で口座内に保有されたままの対象銘柄については、同社が適当なタイミングと方法で売却し、日本円で口座へ入金する予定だ。
売却時期は2026年8月下旬頃を目処としている。
取扱い銘柄見直しが示す国内市場の変化
今回の対応は、国内暗号資産市場における取扱い銘柄の選別が進んでいることを示す動きと捉えられる。
交換業者は限られた経営資源の中でサービスを維持する必要があり、取引需要や運営コスト、流動性などを踏まえて取扱い資産を見直すケースが多くみられる。
利用者にとっては、保有銘柄の移管先を選択できる点が一つの救済措置となり得る。
対象7銘柄はいずれも国内の他事業者で取扱いが継続されるため、保有継続を希望する利用者にとっては移管先が存在することが負担軽減要素となるはずだ。
一方で、保有者には手続きや管理負担が発生する。
特に長期保有を前提としていた利用者にとっては、移管や売却の判断を迫られることになり、保有戦略の見直しが必要になる可能性もある。
また、XTZのステーキング終了や証拠金利用停止は、単に売買機能がなくなるだけでなく、運用手段の選択肢が縮小することも意味する。
サービス利用者は取扱い廃止日だけでなく、それに伴う周辺サービスの終了時期にも注意を払う必要があるだろう。
今後、国内交換業者各社がどの銘柄に経営資源を集中させるのかは、市場の成熟度や投資家需要を測る一つの指標となりそうだ。
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