【Web3転職インタビュー】「NFTマーケットプレイスの未来を我々の力で切り拓いていく 」tofuNFT 事業責任者の長島さんに事業の今と未来について聞いてみた
今回はtofuNFT・X2Y2で事業責任者を務める長島さんにインタビューを行いました。NFTマーケットプレイスとして世界でも有数のシェアを誇るtofuNFTが描く未来や事業にかける想い、そして組織として求める人材の話まで幅広くお話をお伺いしておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
ゲスト tofuNFT Head of BizDev 長島 悠人さん
会社HP:https://service.tofunft.com/
17年にウェブマーケティング事業を行う株式会社クラフタを
創業し、19年PEファンドのJ-STARに売却。ロックアップ終了
後の22年にCOINJINJA社にジョイン。各チェーンの統括並び
に国内事業者との提携等を行うビズサイドのマネージャーと
して活動。ホワイトラベル等による国内グロースに従事。
tofuNFTが運営するマーケットプレイスとは
ー本日はよろしくお願いします。まず初めに事業概要について簡単にお伺いできますでしょうか?
事業の概要でいうと、運営するサービスは主に二つあります。まず一つ目がtofuNFTで、Ethereum含めた30以上のマルチチェーンへ対応をしており、他のNFTマーケットプレイスと比較して、プロジェクトのサポートをかなり手厚くしているという特徴をもったゲーム特化のマーケットプレイスになっています。また、ウォレットの接続数は世界で6番目くらいを誇るサービスになっています。
もう一つがX2Y2で、これはtofuNFTとは逆にEthereumに特化したマーケットプレイスになっていて、ブルーチップのNFTを多く取り扱っています。X2Y2の取扱高でいうと世界でも2番目のマーケットプレイスでして、先ほどtofuNFTはプロジェクトのサポートが手厚いという話をしたのですが、X2Y2はよりユーザー側の利便性に重きを置いているプロダクトになります。
ただ、双方のマーケットプレイスに言えるのは、プロジェクト側の質とユーザー満足度の両方を高めることを意識しているプロダクトになっているということです。例えば、NFTのセール前のプロジェクトのコンサルやサポートが有償な会社もあると思いますが、そこに関して我々は無償でサポートをしています。他でこのようなことをやっているマーケットプレイスはほぼないんじゃないかと思っています。
また機能面の話でいうと、tofuNFTよりもX2Y2の方がより優れていますが、例えばカート機能、バルクのリスティング、NFTの詳細のアイテム表示の部分も含めた機能開発がかなり進んでいます。
それらを実現するために我々の組織自体もプロジェクトサポート体制や営業体制を手厚くしており、開発体制に関してもクリプト業界の中でもトップ層にいると自負をしています。
NFTプロジェクト・ユーザーの両方にメリットをもたらす事業の仕組み
ーユーザー満足度とプロジェクトの質の両方を高めることを意識しているとのことですが、まずはユーザ満足度を高めるための施策について深堀してお伺いできますでしょうか?
Ethereumとそれ以外のチェーンでも少し違うのですが、Ethereumのプロジェクトを多く扱うX2Y2や、OpenseaやBlurようなマーケットプレイスでは、一つの機能がないだけでユーザーがそのマーケットプレイスを使わなかったり、昨今のロイヤリティ割合の変化でもユーザーが離れてしまったりということが結構あります。
そんな中で、X2Y2には過去、オプショナルロイヤリティという機能があって、ロイヤリティを支払うかどうかをユーザーが選択できるようにしていました。元々、NFTプロジェクト側がOpenseaなどでロイヤリティの設定をしていましたが、「本当にユーザーはそのロイヤリティを払う必要があるのか」という課題感から、X2Y2がユーザーによるロイヤリティ設定機能を実装したことによってX2Y2の取り扱い高は大きく伸びました。
つまり、このロイヤリティの話や他の機能も含めてですが、一つの機能があるかないかでユーザーの増減が通常のWebサービスと比べものにならないくらい激しい世界になっています。それには世界のトレンドに対して必要な機能を最速で実装することと、将来どんな機能が必要となるのかを予測することの両面に開発体制が相当強くないと対応しきれないので、我々はここに相当リソースを張っています。それによって結果的に我々のプロダクトが世界でシェアが取れていると思っています。
ープロジェクトの質を高めるための施策についてもお伺いできますでしょうか?
プロジェクトサポートの観点でいうと、例えばGiveawayでは500人から1000人くらいのユーザーからリアクションが取れるのですが、それをプロジェクトごとに必ず実施をしていたり、OpenseaはVerifyマーク(認証)がなかなか付かなかったりしますが、tofuNFTではすぐに対応したりと充実したサポートを無償で提供しています。サポートの無償化は我々がマーケットプレイスで手数料を取れるからこそ実現できる強みだと思います。
また、我々は企業向けにホワイトラベルで個別カスタマイズが可能なマーケットプレイスを提供しています。既存のマーケットプレイスは、既にあるコレクションのページにユーザーがリスティングをする形になっていますが、自社でより個別最適化や個別カスタマイズをしたい場合、通常のNFTマーケットプレイスではそのニーズに則さないことがあります。
昨今のマーケットプレイスのロイヤリティ変遷によって、本来ロイヤリティありきで考えていたプロジェクトにおいて、ロイヤリティをユーザーから取れなくなってしまうという懸念に対しても、ホワイトラベルを活用すればリスティング情報が外部に共有されないため、自社のプロジェクトを守った形でNFTの販売が可能です。
これらの2点の特徴をベースに、自社のアセットを多く持っていて、オリジナルなマーケットプレイスを作る必要がある企業を対象にソリューションを提供をしています。その中でもゲーム会社が数としては多いですね。
その他でいうと、例えばNFT購入したユーザーに現物を発送したりするような償還のシステムや、チケットでの入場管理をするソリューション、NFT会員証、NFTの鍵を活用したスペース利用など、NFTを使って実際のビジネスに拡張性を持たせることを中長期で考えている企業が我々のソリューションにマッチするかと思いますし、実際に既にコミュニケーションも取らせていただいています。
tofuNFT・X2Y2のサービス展望と事業にかける想いとは
ー今後のサービス展望についてもお伺いできますでしょうか?
そうですね、X2Y2のようなロイヤリティを自由に設定できるマーケットプレイスが登場したことで、ロイヤリティの概念が大きく変わってきている中で、そもそもロイヤリティが存在しなければ、そのNFTプロジェクトが事業を継続していくことが難しいという課題が生じてきていて、現在はこのロイヤリティをプロジェクト側に対してどう還元するかというフェーズに来ていると思っています。
その状況下では、ホワイトラベル、いわゆるリスティング情報を共有しないような独自のマーケットプレイスが存在することで、ユーザーに対してより価値をダイレクトに提供できる上に、ロイヤリティもしっかりと守れるのでプロジェクトにも永続性が生まれてくると考えています。
我々は今後そのような未来がくると思っているからこそ、to B向けのホワイトラベルサービスに注力しています。「NFTに詳しくて、既存でマーケットプレイスを運営しているから、その延長で独自のマーケットプレイス作ります」という話ではなく、市場環境の変遷から次来る未来を予想しているからこそ、ホワイトラベルに注力をしているということです。
ここは単純に法人向けのサービスをやりますというのとも大いに違う点かなと思っていて、実際のプロジェクトサポートだったり、マーケティング支援の質であったり、自社のマーケティング実績とかも含めて、tofuNFTやX2Y2のホワイトラベルソリューションは圧倒的な強みを持っていると考えています。
各プロジェクトごとにマーケットプレイス作った方がいいからそのAPIを提供するのではなく、一定の予算感を持って閉じたマーケットプレイスを構築し、そこで経済圏をきちんと作ることをしないとプロジェクトとして形にならないのではと考えているため、その来るべき未来を見据えて準備をしています。
ー事業に取り組むにあたり指針となるミッション・ビジョンはありますでしょうか?
事業運営にあたり、体系的なミッション・ビジョンは打ち出していないのですが、やはりこの変化の激しいクリプト業界で「何が正解なのか」、「何が求められてるのか」についてどの事業者やプロジェクトよりも早く解を出し、そこに対してサービスを作り込んでいくと。クリプトの世界を我々がトップに立って、リーダーとして作っていくんだと。クリプトの世界において我々が道を切り開いていくということを意識して取り組んでいます。
tofuNFTの組織とその魅力、強みを解剖
ーありがとうございます。ここからはtofuNFTの組織についてもお伺いしたいのですが、まずはチーム構成についてお伺いできますでしょうか?
はい、会社はコアメンバーが20名ほどで、構成としてはエンジニア15名でBizサイドが5名ほどのチームになります。私自身もそうですが元々自分で会社をやっていたという人や大企業出身者も在籍しています。
メンバーはクリプトの知識だけでなく、通常のビジネスサイドのスキルもすごく高い人が多く、一般的にみて人材のレベルがどの会社よりも高いと自負していますね。
ーtofuNFTで働くからこその魅力はどんなところでしょうか?
我々は常にクリプト業界や世界に対して何ができるのかを考えていますし、未来を作る仕事をしています。その会社じゃなくても出来ることではなく、我々しか出来ない仕事をしていて、「我々の会社がなかったときのクリプトの未来」と「いるときのクリプトの未来」では大きく異なるし、むしろ今までそこを作ってきましたよねということは言えると思います。未来を一緒に作り上げていけることが魅力の一つかなと考えています。
ーtofuNFTならではの組織の強みもお伺いできますでしょうか?
代表がBizサイドとエンジニアサイドの2名制になっていまして、沼崎がBizサイドの代表で、徐がエンジニアサイドの代表になります。これによってBizサイドがしっかりと未来に対する意思決定を行って、それに対してエンジニアサイドが最速で質の良いものを作り上げていくことが出来る体制になっています。
この業界にはクリプトの未来への洞察がある人は多くいると思いますが、我々のようにそれを最速で作り上げる力が備わっている組織はほとんどないのではと考えています。
これは「こういう未来が来るのだから、そこに対して自分たちがやらないといけない」と心から思ってるからこそ、そのようなチームが自ずと出来上がっていますね。
tofuNFTが求める人材像とは
ー採用についてもお伺いしたいのですが、tofuNFTとして一緒に働きたい人材はどのような人でしょうか?
やはりクリプトの未来を作るということに対して意欲的である人と、その素養がある人を求めています。クリプトに対しての理解度よりは、未来を作ることに対して意欲があるかとか、きちんとプロダクトが作れる素養が備わってるかが本質的だと思っていますね。
そうゆう意味では誰でも来てくださいという募集はしていないのですが、働く場所がどうしてもtofuNFTじゃなきゃ駄目ですという方に関してはすごくウェルカムです。
クリプトの未来を考えた時に、我々はこれまで正しい意思決定をしてきたと自負していますが、そんな未来を作れる会社ですし、そんな未来を作りたいという人と一緒に仕事がしたいと思っています。
最後に読者への一言メッセージ
ーありがとうございます。本日はtofuNFT・X2Y2の事業運営にかける想いから、人材採用に関するお考えまで幅広くお話をお伺いできました。最後に読者への一言を頂けますでしょうか?
これまでクリプト業界を切り開いてきた我々だからこそ、プロダクトに対しての想いも人一番強いというか、未来から逆算したプロダクトをちゃんと作っているので、実際にサービスを使っていただけることやその想いに共感して応募いただけることは非常にありがたいなと思っています。
そのような人が増えれば増えるほどプロダクトやクリプトシーン自体もより良くなっていくと思っているので、ぜひそんな皆さんと一緒に未来を作っていきたいです!
ー本日はありがとうございました!
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