【Web3転職・副業】メタバースエコシステムに特化したブロックチェーン「MOOI」を開発するVOYAGER Japan代表の趙さんにインタビュー!
【インタビュイー】VOYAGER Japan株式会社|CEO 趙 訓濟(Cho Hunje)さん
POST VOYAGERの日本法人「VOYAGER Japan株式会社」のCEOとして活動。POST VOYAGERは、国内のアバターアプリ業界をリードするココネ株式会社のグループ企業として、ブロックチェーンプロジェクトに特化して2019年に設立。VOYAGER Japanは、日本を拠点に、主にメタバースエコシステムに特化したブロックチェーンネットワーク「MOOI」や、NFTマーケットプレイス「Jellyme」などのサービス開発を行う。
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・NFT Marketplace「Jellyme」公式サイト
・NFT Marketplace「Jellyme」公式twitter
Web3の幅広い領域で事業展開するPOST VOYAGERの日本法人「VOYAGER Japan株式会社」
——まず始めに、VOYAGER Japanの会社や、事業概要について教えてください。
VOYAGER Japan株式会社(以下、VOYAGER Japan)は、ココネ株式会社(以下、ココネ)のグループ企業であるPOST VOYAGERの日本法人です。ココネでは、メタバースのアバターサービス事業を基盤に、AI、ブロックチェーン技術などと融合させたデジタルワールドの実現を目指しています。
VOYAGER Japanでは、これまでココネが取り組んできたWeb2の既存事業とWeb3技術の組み合わせを模索し、主にブロックチェーンサービスの開発を行っています。最近では、ブロックチェーンネットワーク「MOOI」や、そのネットワークを活用したNFTマーケットプレイス「Jellyme」などをローンチし、グローバルにサービスを提供しています。
私たちは、ココネ株式会社のグループ会社として、Web3の幅広い領域でノウハウと開発能力を持っている点を強みとしています。ブロックチェーンネットワークの開発や、NFTマーケットプレイスの開発、そして、その上で稼働するアプリサービスの開発も行っています。
——VOYAGER Japanは、どのようなきっかけでブロックチェーンに関する事業を始められたのでしょうか?
2018年に、ココネの会社内でブロックチェーンネットワークの開発に興味を持っている方々がおり、経営陣の後援によって2019年にシンガポールで「POST VOYAGER」を設立しました。その後、Klaytn Network(以下、クレイトン)のガバナンス・カウンシルに参加し、ブロックチェーンのコンセンサスを構成する一員として、クレイトンのネットワーク形成などに貢献してきました。
当時はまだDAppsも少なく、ブロックチェーンで何をすれば良いのかがまだ明確でない時期でした。しかし、クレイトンのネットワークにバリデーターとして参加することにより、クレイトンの技術に関するノウハウが蓄積されていきました。そして、ココネが取り組むWeb2の事業の中で、ブロックチェーン技術との相性が良さそうなことを色々模索してきました。
その結果、2022年にクレイトン基盤のサイドチェーン「MOOI」をローンチしました。しかし、ネットワークだけでは流動性やトラフィックは生まれないため、もっとWeb2ユーザーにアピールできるサービスが提供できないかということを考えました。そこで開発したサービスが「Jellyme」というNFTマーケットプレイスです。
——VOYAGER Japanでは、ブロックチェーンに関するサービス開発を通じて、どのようなところを目指しているのでしょうか?
目指していることはPOST VOYAGERと同じですが、私たちは、「持続可能なブロックチェーンサービス」を作りたいと考えています。そして、既存のアバターサービスにブロックチェーン技術を組み合わせることで、さらに上の段階にまで発展させたいと思っています。
POST VOYAGERやVOYAGER Japanが考えているメタバースでは、サービス内での経済圏が、実際の経済圏と融合できることがキーポイントだと考えています。それを実現するためにブロックチェーン技術を活用し、メタバースとアバターサービス内で経済システムを提供することを目標としています。
——Web3領域でのサービス開発に取り組む上での戦略や、重要視していることはありますか?
私たちは、国の法規制に基づき事業を進めています。法的にグレーなところを攻めるのではなく、各事業に必要なライセンスや事業認可を取得するため、それぞれの国で事業体を構えて事業に取り組んでいます。
また、VOYAGER Japanでは、ブロックチェーンサービスの開発を行っていますが、日本人だけのためのサービスを作っているわけではありません。国境を越え、世界中の色々な国の方に使って頂けるサービスを提供したいと考えています。
まずは、韓国や日本などの東アジアを中心に、多くの人々に使って頂けるWeb3サービスの基盤をつくりたいと思っています。そして、そこからグローバルに展開していくため、様々な国の人材を獲得しながら、多様な文化や言語圏で受け入れてもらえるようなサービスを開発していきたいです。
【VOYAGER Japanの特徴(組織面)】エンジニアが主軸となり、4カ国後を話すBizDevメンバーがグローバルにビジネスコミュニケーションできるチーム
——次に、VOYAGER Japanの組織面の特徴についてお聞きしていきたいと思います。まず、どのようなチーム体制で事業に取り組んでいるのでしょうか?
まず、POST VOYAGERは、30人くらいのメンバーで構成されています。拠点は、ソウル、シンガポール、東京、ドバイの4つのオフィスがあり、それぞれが得意な分野に取り組んでいます。日本の拠点が「VOYAGER Japan」になります。現時点では、日本と韓国のオフィスの人数が最も多い状況です。
VOYAGER Japanは2022年8月にできたばかりの組織であり、現在は6名のチーム体制となっています。この内、私も含めて5名はエンジニアのメンバーです。
また、Bizdevメンバーもおり、英語が流暢な方が担当しています。Web3業界のトレンドを読むためには、英語圏の情報取得が重要であり、グローバルにコミュニケーションを取りながら進めています。
——VOYAGER Japanの主要メンバーには、どのような方がいらっしゃるのでしょうか?
エンジニアのコアメンバーは、元々ココネのエンジニアとして組織の上層部で主要メンバーとして活動していた方です。BizDevのコアメンバーは、ロシア出身の方で、韓国など海外の拠点を飛び回っています。グローバルなコミュニケーションができることが強みであり、韓国語と英語、ロシア語、スペイン語の4カ国語を話せる方がビジネス分野を担当しています。
——VOYAGER Japanでは、皆さんどのような働き方をされているのですか?
POST VOYAGERやVOYAGER Japanのメンバーは、基本的に全員正社員として働いています。私たちが大切にしている考え方として、安定した職場環境で、サービス開発やBizDevなどの業務に集中できるような環境を提供できるようにしています。
一時期はコロナの影響で少しリモートワークが多い時期もありましたが、今は大体どのオフィスでも出社勤務がベースとなっています。Web3領域の仕事はリモートワークの働き方が多い印象がありますが、私たちの働き方はWeb2に近いところも面白い点だと考えています。
——VOYAGER Japanの社内の雰囲気や、特徴的なカルチャーなどはありますか?
社内の雰囲気は、暖かい人が多く、会議なども結構和気あいあいと行っています。また、基本的に日本からスタートした会社でもありますので、会話する時に言葉を丁寧に使うことや、お互い尊敬し合うようなところを大事にしている点も特徴だと思います。そして、会社としても社員の健康を一番大事にしていますので、福利厚生も充実しています。
【エンジニア募集!】VOYAGER Japanでの募集ポジション「サーバー サイド」「フロントサイド」の開発経験があるエンジニア
——VOYAGER Japanにおいて、積極的に採用を募集されているポジションはありますか?
「サーバーサイド」と「フロントサイド」のポジションを募集しています。サービス自体はEVM(Ethereum Virtual Machine)ベースの互換性を持つサービスですので、基本的にJavaやJVM、Kotlinなどの知識がある方に来ていただきたいと思っています。
VOYAGER Japanは、これまでWeb2領域で実績を積み上げてきたココネのグループ会社でもありますので、「安定性」を求めています。「サーバーサイド」では、コードのクオリティや、データベースとの通信の間に遅延が発生した際、どのように処理するかという知識がある方であれば、どなたでもご応募いただけます。
また、フロントサイドについては、基本的にはReactベースのフロントエンドですので、Web3に興味があり、色々な国のメンバーと一緒に仕事がしたいという方は、とても良いチャンスになると思います。
——エンジニア経験がある方を募集されているのですね。今後、VOYAGER Japanをどのようなチームにしていきたいと考えていますか?
VOYAGER Japanは、主にサービス開発を中心に進められる会社にしたいと思っています。その理由は、VOYAGER Japanには優秀な開発者が多く、ユーザー目線で細部にまで配慮したクオリティの高い開発ができるチームだからです。
そして、新しい技術に対してとても前向きな姿勢を持ってる方も多く、今後、このような開発者をもっと増やしていき、サービス開発に力を入れていきたいと考えています。
——VOYAGER Japanは、エンジニアを中心としたチームとのことですが、組織全体で大切にしている考え方や、特徴的なカルチャーなどはありますか?
確かにエンジニアが多いチームですが、社内文化としては、「UIファースト」で取り組んでいます。ここがVOYAGER Japanの大きな特徴だと思っています。そのため、基本的に開発者として求める素質は、ユーザー目線でのサービス開発ができるかどうかということです。
私たちは、「開発者目線で開発しやすいかどうか」より、「ユーザー目線で便利かどうか」を第一に考えています。そして、「ユーザー目線で便利なサービス」を作るために、どうすれば開発的にクリアできるか、という視点を大切にしています。
VOYAGER Japan CEO 趙さんから読者へのメッセージ
——最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
VOYAGER Japanは、まだ少人数ではありますが、とても暖かいチームであり、面白い方々が集まっています。今後も世界に向けてサービスを発信していきたいと思っておりますので、私たちの取り組みにご興味のある方は、お気軽にご連絡をいただければ嬉しいです!
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