ヤプリとvisumoが「HAY公式アプリ」にUGC機能を導入、ブランド体験を強化

2025年3月11日、ヤプリはビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo(ビジュモ)」との連携を発表した。この連携により、北欧発のインテリアブランド「HAY」の公式アプリにおいて、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用が可能になる。
UGC機能導入でブランド体験を強化
ヤプリとvisumoの連携により、「HAY公式アプリ」はInstagram上のUGC(※)をアプリ内でシームレスに表示できるようになった。
この新機能では、ユーザーが「#HAYのある暮らし」というハッシュタグを付けて投稿した写真や動画が、ブランドの世界観に合った形でアプリ内に反映される。
これにより、ユーザーは他の愛用者のスタイリングをリアルタイムで確認でき、購買やインテリアの参考にすることができる。
UGCがトップページに配置されることで、ユーザーはワンクリックで最新の投稿にアクセスでき、気になるアイテムの購入をスムーズに行うことができる。
また、投稿がアプリに自動反映されることで、運営側の負担が軽減される効果もある。
これまではWebサイトとアプリを別々に管理する必要があったが、この機能によって作業の効率化が実現される。
※UGC(User Generated Content):ユーザーが生成したコンテンツのことで、SNSやレビューサイトに投稿された写真や動画、コメントなどを指す。
UGC活用のメリットと今後の展望
UGCの活用は、ブランドの信頼性向上に寄与すると言える。
消費者が他のユーザーのリアルな使用感を確認できるため、購買決定に大きく影響を与える。これにより、HAYのブランドへのエンゲージメントが高まり、ユーザーとのつながりが強化されるだろう。
インテリア業界では、他の競合ブランドもUGCを活用したマーケティング戦略を展開している。たとえば、IKEAやMujiなども、SNS上の投稿を活用し、ブランドの世界観を強化している。
これに対し、HAYは公式アプリでのUGC自動反映という新しい取り組みを導入することで、差別化を図っているとみられる。
今後、ヤプリとHAYはこの連携を基盤に、さらなるユーザー参加型の施策を展開する可能性がある。たとえば、特定のハッシュタグキャンペーンや投稿コンテストの実施などが考えられるだろう。
また、他ブランドとの連携や、UGCを活用した新たな販売戦略の導入も視野に入れている。
ヤプリとHAYの今後の動向に、期待が高まる。