ビジュアルマーケティング支援の「visumo」、累計導入社数900社を突破 EC用途以外にも需要が拡大

2025年3月18日、ビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo(ビジュモ)」を提供する株式会社visumoは、2025年2月時点で累計導入社数が900社を突破したと発表した。
この成長は、従来のEC用途に加え、製造業や観光業、宿泊サービス業など、EC以外の分野での需要拡大が大きく寄与している。
visumoの特徴と機能
「visumo」は、Webサイトのコンテンツを充実させるためのビジュアルマーケティングプラットフォームだ。
主な機能として、Instagramの投稿写真や動画をECサイトに活用する「visumo social」、アンバサダーやスタッフが撮影した画像や動画をECサイトに掲載可能な「visumo snap」があげられる。
これらの機能により、ブランド強化、ファンマーケティング、スタッフコンテンツの強化、Web接客の向上を目指している。
visumoの導入は、EC用途以外の事業者による導入が前期比で200%増加しており、これが成長の大きな要因となっている。特に製造業や観光業、宿泊サービス業といった非EC業種において、視覚的な情報発信を強化したいというニーズが顕在化している点は見逃せない。
従来のテキスト中心のマーケティングから脱却し、ビジュアルコンテンツを軸に据えた情報発信へのシフトが、各業界で進行中だ。
また、顧客体験(CX)を向上させるためのプラットフォームとしての需要も高まっており、エンゲージメントやコンバージョン率(CVR)、回遊率、滞在時間の向上を目指す機能を提供している。
これにより、訪問ユーザーがブランドに共感しやすくなり、商品理解が促進されるというポジティブな循環が生まれている。
さらに、2024年9月にはAIレコメンド機能やSNSのようなユーザー体験を提供する新機能がリリースされており、ユーザーの関心や行動に合わせたコンテンツ提案が可能になっている。
今後の展望
こうした動きは、単なるEC支援にとどまらず、企業のマーケティング戦略全体を再構築する手段として、visumoの役割をより大きなものにしていくと考えられる。
特に、オンラインとオフラインの垣根が曖昧になるなかで、視覚的なコンテンツを通じた一貫したブランド体験の提供は、消費者との関係構築において重要な意味を持つようになっている。
また、SNSマーケティングとUGC(※)の重要性が高まる中、visumoのサービス需要も拡大すると考えられる。
企業にとっては、自社で制作したコンテンツ以上に、消費者の声や日常的なシーンから生まれる自然なコンテンツが信頼や共感を生む武器となりつつある。
これに対応するため、UGCを簡単に収集・活用できるvisumoの機能群は、多くのブランドにとって魅力的な選択肢となるだろう。
今後も市場のトレンドをキャッチアップし、スピーディーに事業を展開していくことが期待される。
※UGC(User Generated Content):ユーザーが生成したコンテンツのこと。SNSの投稿やレビューなど、企業が作成したものではないユーザー自身のコンテンツを指す。