元Uber CEOに聞く、AI時代のリスクとリーダーシップの在り方
2025年2月4日(火)から6日(木)までの3日間、名古屋で国際的なスタートアップイベント「TechGALA Japan(テックガラジャパン)」が開催中である。
2010年代のスタートアップブームを牽引したUber最初の従業員であり、元CEOとして知られるライアン・グレイブス(Ryan Graves)氏がキーノートに登場した。同氏は現在、創業したSaltwaterで投資家として活躍中だ。
そんなライアン氏から、AI時代におけるリスクとリーダーシップの在り方について言及があったため、本記事で紹介する。
AI時代におけるリスクとリーダーシップの在り方
【AIを使わないことが最大のリスク】
「AIの発展が加速する中、最も危険なのは「AIを使わないこと」だ。
日常的にAIツールを活用することは、今や当たり前になりつつある。」
インタビュー対象者は、ChatGPTやClaudeをスマホのホーム画面に配置し、スピーチ作成や議論の相手として積極的に活用しているという。
「また、子どもたちもAIの音声機能を使い、異なるアクセントの習得やスラングの学習を楽しんでいる。AIは単なるツールではなく、私たちの生活に深く根付いているのだ。」
【AIを使わない理由はない】
「AIの進化によって、私たちは「AIが出したアイデアを判断する時代」に突入した。たとえば、Gmailの自動返信機能はすでにAIが提供するアイデアの一例だ。
将来的には、AIが完全に返信を生成することも珍しくなくなるだろう。しかし、優れたアイデアであれば、それがAIであろうと人間であろうと採用するべきだ。
もちろん、悪用のリスクもあるが、正しく使う限りAIの活用に問題はない。スピーチ作成や情報整理など、AIがもたらす恩恵は計り知れないものとなっている。」
【AI時代のリーダーに求められる共感力】
「AIの進化により、社会経済のあらゆる層に影響が及ぶ。特定の職種が生産性を向上させる一方で、仕事を失う人々も出てくるだろう。こうした変化に対応するため、リーダーに求められるのは「共感力」だ。
技術革新が避けられない中では、影響を受ける人々の状況を理解し、支援する責任がある。AIは私たちの生活や働き方を根本から変えつつあり、リーダーはその変化に敏感であるべきだ。」
PlusWeb3担当マーケターの所感
ライアン氏の言葉を聞いて、AI技術の進化は、マーケティングの世界にも大きな変革をもたらしていると感じた。
データ分析の精度向上や、顧客体験のパーソナライズなど、AIを活用することで、より効果的なマーケティング戦略を展開できるようになった。
しかし、AIはあくまでもツールであり、人間の創造性や感性を代替することはできない。マーケターは、AIを使いこなしながらも、人間ならではの視点を忘れずに、顧客に寄り添ったマーケティング活動を行う必要がある。
AI時代において、マーケターは、テクノロジーと人間性を融合させ、新しい価値を生み出す存在となるだろう。
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