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    中小製造業向けIT-BCP策定ガイドブックの無償公開

    2025年5月13日、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)西日本支部が中小製造業向けにサイバー対応のIT-BCP(※)ハンドブックを無償公開した。
    生成AIによる支援ツールも同時に公開されている。

    目次

    サイバー攻撃対応を前提としたBCP策定支援 JNSAが提供する実践的ハンドブック

    国内の中小製造業では、DX化の進展により工場のネットワーク接続が一般化する一方で、十分なセキュリティ対策を講じられていない現場も多く、標的型攻撃やランサムウェアによる被害が深刻化している。
    こうした背景のもと、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)西日本支部は2025年5月13日に「サイバー対応 IT-BCP編」と題したハンドブックを無償公開した。

    このハンドブックは、工場など製造現場におけるサイバーインシデント発生時の初動対応からシステム復旧までの一連のプロセスを明示し、事業継続を確保するための指針を提供する。
    中でも、汎用的なBCPテンプレートに加え、生成AIを活用して各企業の業務内容に即したカスタマイズを可能にするプロンプト作成ツール(Excel版・HTML版)の存在が際立つ。従来、専門知識のハードルが高かったBCP策定だが、このツールの導入により、自社の状況に適した計画策定が現実的となった。

    さらに、ハンドブックは工場向けセキュリティ対策の包括的シリーズの一部であり、リスクアセスメントや対策方法の解説も併載されている。
    これにより単なる「マニュアル」ではなく、現場で即応可能な実践的資料としても機能する。BCPは、「使える」ことを主眼に置いた構成だと言える。

    生成AIツールの活用で広がるBCP策定の可能性と今後の展望

    今回の公開で特に注目すべきは、生成AIによるテンプレートのカスタマイズ支援ツールの導入である。プロンプトツールを用いれば担当者は自身の業務内容や拠点情報を入力するだけである程度具体化されたBCP案を自動生成できる。
    その結果、策定までの工数が大幅に削減されるだけでなく、計画の実効性も向上するだろう。
    さらに、JNSAによる他のハンドブックシリーズとの併用により、セキュリティ対策の抜け漏れを防ぎつつも、総合的な危機管理体制を構築できる点も大きな利点になりうる。

    今後はAIツールのさらなる高度化や業種別テンプレートの拡充により、中小製造業のBCP策定が“標準化”する可能性もある。計画が「義務」ではなく「武器」として認識される時代が訪れつつあるのではないだろうか。

    ※IT-BCP(Information Technology – Business Continuity Plan): 情報システムの障害やサイバー攻撃による事業中断に備え、復旧と継続を可能にするための事前計画。中小企業では策定が進んでいない分野とされる。

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