TravalaとTrivago(トリバゴ)が連携、暗号通貨で220万軒以上のホテル予約が可能に

2025年2月4日、暗号資産対応の旅行予約プラットフォームであるTravalaと、世界的なホテル検索プラットフォームのTrivagoが提携を発表した。この提携により、TrivagoのユーザーはTravalaが提供する220万件以上の宿泊施設を検索・比較し、ビットコインやイーサリアムなど100種類以上の仮想通貨で予約を完了できるようになった。
TravalaとTrivagoの提携内容と背景
Travalaは2017年に設立され、Binanceの支援を受ける暗号資産対応の旅行予約プラットフォームである。2024年には年間収益が1億ドルを超え、予約の78%が仮想通貨で行われた。
一方、Trivagoは世界的に有名なホテル検索プラットフォームで、月間数百万人のユーザーを抱えている。
今回の提携により、Travalaの220万件以上の宿泊施設がTrivagoのプラットフォームに追加され、ユーザーはTrivago上で検索・比較が可能となった。予約を希望するユーザーは、TrivagoからTravalaのウェブサイトにリダイレクトされ、仮想通貨を利用して予約を完了できる。
さらに、Travalaの利用者は、AVAスマートプログラムを通じて、予約に応じた報酬(ビットコインやAVAトークン)を獲得することが可能である。
提携の意義と今後の展望
この提携は、仮想通貨の実世界での利用を拡大する重要なステップとされ、特に旅行業界における仮想通貨決済の採用を加速させる可能性がある。
TravalaはTrivagoの広範なユーザーベースにアクセスすることで、ブランド認知度を向上させ、さらなる成長を目指している。
一方、Trivagoは仮想通貨決済を導入することで、競争力を高め、他の旅行プラットフォームとの差別化を図っている。
今後、他の大手旅行プラットフォームも仮想通貨決済の導入を検討する動きが加速するかもしれない。