【トークンエコノミストとして活躍する】TECHFUND Inc. で X to Earn領域の事業開発、Bizdevを探しています!
近年、Web3.0分野のスタートアップが急増し、X to earn系のプロダクトの成長によってトークンエコノミーという言葉も目立つようになりました。ただ、そのようなプロダクトの立ち上げやインフラのセキュリティー面でのノウハウや技術を持つ企業が少ないのが現状です。
そこで、日本では珍しい、Web3.0型スタートアップアクセラレーターを展開するTECHFUNDさんを取材させていただきました。
※本記事は、Web2ビジネスでbizdevを担当していた方や、Web3分野のエンジニアの仕事を探している方向けの求人記事です。「トークンエコノミー」を考える事業に興味がある方には必見の記事になっています。
ゲスト
TECHFUND inc.
「起業家の可能性を最大化する!」というミッションの元、日本、アジア、ヨーロッパを拠点とするテクノロジーアクセラレーターです。お金の代わりに技術を投資する「技術投資」によってスタートアップを支援する、世界初の技術投資型アクセラレータープログラムとして「Hi STARTUP」を実施し、これまで100 チーム以上のWeb3スタートアップのメンタリング及びデューデリジェンスに携わり、10 社への技術投資を実行しました。
セキュリティ監査SaaS「Hi AUDIT」も展開しており、JPYCやMy Crypto Heroesなど、国内主要Web3スタートアップのセキュリティ監査も担っています。
ゲスト
ゲスト
松山雄太様
9歳からプログラミング、前職ではサイバーエージェントにて人事および新規事業の立ち上げに従事し全社MVPベストスタッフ賞を受賞。
2014年にTECHFUNDを創業、2018年ブロックチェーンアプリ開発クラウド「ACCEL BaaS」を開発。同年、LONGHASH社主催「DApps Ideathon 100」優秀賞受賞。
大西ラドクリフ貴士様
前職RECRUITにて、2012年度の社内新規事業制度『NEWRING』で立案した新規事業プランがグループ全社1位を獲得、新規事業化責任者を担当。Media Technology Lab.(新規事業開発室)、RECRUIT VENTURES、RECRUIT LifestyleにてProduct Managerなどを経験。2017年からは “Product for Peace”をビジョンに掲げる the Babels incを創業しCEOに就任、どこの国にも偏りすぎないフラットな歴史教科書を世界中のユーザーとWeb3/Blockchainを用いて協創するToken Economyプロダクト「Historie」を考案・開発。TECHFUNDではChief Strategy Officerとしてコーポレート戦略立案を統括、VP of Web3.0としてWeb3領域での新規事業開発を担当。
▼司会(吉田)
株式会社プロタゴニスト
在宅主婦を活用した人材系・組織コンサルティング会社を経て、2018年よりシード特化独立系VCに参画。
新規投資責任者として累計9.5億のファンドの運用、2019年には24社の投資実行に携わる。また、年間で2,000人以上の起業家ソーシングを実施し相談にのる。2020年3月に株式会社プロタゴニストを創業し独立。
自社の強みを生かし、X to earn系の新規事業をサポート
吉田:現在、TECHFUND社ではWeb3事業に注力し始めたと思いますが、どんなことをされていますか?
ラドクリフ:端的に言えば、Web3時代のアクセラレーターを目指しています。
具体的には、自分たちでもプロトコルやDAppsを作っていくことで分散型のアプローチでスタートアップをアクセラレーションしようとしています。クライアントのWeb3事業立ち上げや、X to Earn型のアプリケーション開発などもサポートしています。
さらに、我々のアクセラレーションでは開発やマーケティングといった「攻め」の支援だけでなく、セキュリティー監査という「守り」の支援も行なっています。
Web3やブロックチェーンはまだまだ技術としても発展途上で、世間を騒がせるようなインシデントも非常に多いのが現状です。
その上、個人情報や資産に直結するかつそういったことが致命的になる領域なため、セキュリティが非常に重要で、マーケットとしても非常に熱い状態にあります。ブロックチェーンでは一度スマートコントラクトをデプロイしてしまうと改竄することができないため、セキュリティホールを抱えたままデプロイを行なってしまうことで顧客の資産が漏洩してしまいます。Web3産業が発展していくためにセキュリティ領域をサポートすることは欠かせません。
弊社は第三者視点でスマートコントラクトのセキュリティ監査やコンサルティングを行なったり、取引所にトークンを上場させる際に必要となるレポートを発行したりします。
吉田:セキュリティー監査領域。あまり馴染みがないのですが、グローバル規模で有名なところはあるのでしょうか?
ラドクリフ:実はグローバル規模でいうと、ユニコーン企業もある領域です。
例えば、我々がベンチマークで見ている、CertiK などはWeb3のAudit companyにとしてグローバルでポジションを取りつつあります。日本においては、Web2のセキュリティー監査企業は多いですが、Web3に限ると少ないです。
吉田:Web3はオープンソースな印象があるのですが、Web2のセキュリティー監査と違いは何かあるのでしょうか?
ラドクリフ:まず、Web3の監査はWeb2の延長線上にあるものだと考えています。
ただ弊社のエンジニアがよく言うのは、ブロックチェーン自体のユースケースが開発途上なので、「出ないでしょ」と思われるNFTの監査でも脆弱性が出てくることです。数十年知見が蓄積されているWeb2に比較すると、ユースケース、技術共に発展途中で、現在進行形で新しい脆弱性がどんどん生まれています。
加えて、世の中の関心も高まっています。蓋を開けると、技術的なインシデントだけでなく、ソーシャルなインシデントも多いです。そうした背景から「危ないんでしょ」という印象が強いマーケットで、そういう意味では、真摯に取り組んでいくことが大切だと考えています。
吉田:少し戻るのですが、プロトコルを自社でも開発していくという話があったと思うのですが、そこも詳しく教えてください。
ラドクリフ:Web3スタートアップが事業立ち上げをしていく上で抱えるリソースやネットワークの課題を解決するようなプロトコルをTECHFUNDとしても作っていきたいと思っています。詳細はまだお話できませんが、これまで通りのアクセラレーションとは一味違った、Web3時代に沿った分散型のアプローチで事業立ち上げを支援するようなプロトコルを開発中です。
吉田:セキュリティ監査でのノウハウが世の中的にも未完成だからこそ、自社で実際にプロトコル開発をしながら問題点を見つけていくということもありそうですね。
ラドクリフ:はい。自分たちでプレイヤーにならないと肌感つかめないですね。これはWeb2の時もそうですけど、自分たちがアドバイザーだけじゃなくて、ちゃんと手を動かして肌感を掴めるということをTECHFUNDではすごく大事にしています。
Web2事業も、Web3事業も自分たちがプレイヤーになっていないと、本質的には自分が理解やキャッチアップできないと思っているので大切にしていますね。
TECHFUNDで働く面白さについて?
吉田:自社でWeb3やX to Earn型の事業立ち上げに取り組む事業者は日本でも少しずつ増えていると思います。TECHFUNDで働く面白さについて、他社との違いをお聞きしたいです。
ラドクリフ:TECHFUNDにマッチする人は、「いろんな領域の立ち上げをやってみたい」人がいいと思っています。実際にTECHFUNDには自身でも過去にスタートアップを立ち上げたり大手企業で新規事業を立ち上げた経験のあるメンバーや、現在でもそうしているメンバーが数多く所属しているんですよね。
スキルで言えば、自社プロダクトを立ち上げたい人、Web3文脈では、トークンエコノミーだったりプロトコルだったり、Web3ビジネスを立ち上げたい、そこにすごく興味があるという人が良いと思っています。その上で、1つのプロダクトだけを伸ばすというよりは、いろんな事業をみたい、いろんな領域をみたい、と思っている人は成長できる環境です。
基本的には自社開発の1プロダクトしか見れないのが普通ですが、TECHFUNDでは、複数の領域のX to Earnに携われる余地があって、その上でアドバイザーというより、「Sweat Equity」という考え方に基づき、自分事として事業開発できるのが魅力だと思います。
松山:TECHFUNDはエンジニアがマジョリティーのチームであり、VCのような立場として最先端技術領域のスタートアップたちの支援をしながら自社プロダクトの開発やR&D(研究開発)などにも積極的に取り組んでいるため、技術系の情報は他よりも経験しやすい環境です。最先端の技術にチャレンジしたいと思う人にとっては、すごく魅力的だと思います。
吉田:面白いです。TECHFUNDであれば、ハイレベルな環境で様々な視点からWeb3の事業に携われるということですね。
松山:はい。さらにプロトコルの開発、アプリケーション(DApps)開発の両方にコミットすることができるため、事業立ち上げやアプリケーション開発の経験が身につきつつ、エコシステム全体に貢献しているような気持ちに立てると思います。これは、他の事業者にはない特徴です。
吉田:TECHFUND社が求める人物像を教えてください。
ラドクリフ:既存のWeb2プロダクトのロールでいうとPdMとBizDevの要素をある程度兼ねているタイプの人かなと。
というのは、Web3プロダクトとはいっても、バックボーンをある程度理解している必要性があります。例えば、既存のX to Earn系プロダクトの事例からどうしたらポンジスキームと揶揄されないような本質的なX to Earnを成立させられるか?といった興味や仮説を話せるような人に来ていただきたいです。すごく贅沢ですが(笑)今一緒に働いているメンバーは自分なりの意見があって、議論を交わしていけるメンバーだと思っています。
そう考えると、新しく一緒に働く人は、BizDevの経験かPdMの経験、もしくは両方の経験があると良いと思います。
理想は、今まさにトークンビジネスやWeb3ビジネスをやっているPdMやBiz Devの方で、その経験を TECHFUNDで活かしてほしいと思っています。まずは、副業的にでもジョインして頂いて、徐々に興味を持つにつれてコミットが増えていくのが今の所属メンバーでも多いパターンですので、そういった方でも構いません。
吉田:形としては、Web3が冬の時代に入ってきているので業界視野を広げたい方や、新しい戦い方を探したい方などが、業務委託などで入れますみたいなイメージですか?
ラドクリフ:そうですね。
弊社でWeb3領域のSenior PMを担当している香川はまさにそのイメージです。エンタメ業界など幅広い業界でWeb2の新規事業立ち上げでPdMとBizDevを兼ねて経験してきた人。なおかつ、ご自身でもWeb3スタートアップ立ち上げ中であり、自分自身でもチャレンジしたいし、アクセラレーションもしたいという人。そういった方は理想です。
私自身も元リクルートで、当時リクルートポイントをもとに今でいうとCheckin to Earnのようなサービスを作っていた経験がありました。直接的にWeb3プロダクトでの経験がない人だったとしても、このように別分野の経験が応用できる場面は多いと思いますので、隣の畑に造詣が深く知識が応用できそうな方も歓迎ですね。
メッセージ
吉田:最後に、読んでくださっている読者に何かメッセージを頂いてもよろしいでしょうか。
ラドクリフさん:まだ正解がない市場、タイミングなので、それを一緒に模索出来る方は是非お話しましょう!Web3スタートアップの立ち上げ経験のある方は大歓迎です!
松山さん:ともに新しい市場を創造しましょう!世界中のスタートアップたちとともに、常識を塗り替えるような、新しい技術へのチャレンジにワクワクできる人たちと働きたいです!
新しく挑戦したいと考える方にとって、非常にワクワクするメッセージですね!
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
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参考文献
本記事に使用した文献は以下になります。
- PRTIMESはこちらより引用