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    ステーブルコイン大手サークル、NY証券取引所でIPO開始 約360億円を調達見込み

    2025年5月27日、米国のステーブルコイン(※)大手サークル・インターネット・グループが、ニューヨーク証券取引所でIPO(新規株式公開)を開始すると正式発表した。
    暗号資産市場での大型上場は近年稀であるため、注目に値する。

    目次

    サークル、4年越しの株式公開へ CRCLのティッカーで取引開始

    今回のIPOではクラスA株2400万株を提供予定で、うち960万株はサークル自身、1440万株は売出株主が提供する。また、主幹事証券会社に対し、追加購入オプションとして360万株が付与される見通しだ。

    価格レンジは1株あたり24ドルから26ドルと設定され、上限基準で計算すると、サークルは最大2億5000万ドル(約360億円)を調達可能とされる。
    一方、売出株主は約3億7500万ドルの収入を得る可能性がある。

    このIPOには、キャシー・ウッド氏率いるARKが1億5000万ドル相当の株式購入に興味を示していることも判明した。引受主幹事はJPモルガン、シティグループ、ゴールドマンサックスが務め、ティッカーシンボルは「CRCL」となる。

    サークルは2021年、SPACを通じた株式公開を試みたが失敗に終わり、その後は上場延期や企業売却の噂が絶えなかった。今回の発表で、同社は長年の株式公開計画をついに具体化することになる。

    IPOで注目される成長と課題、暗号資産市場への影響は

    今回のIPOは、サークルだけでなく暗号資産業界全体にとって重要な転機となる可能性がある。
    USDCはステーブルコイン市場でテザー(USDT)と並ぶ主要通貨であるため、その発行元の上場は市場の透明性向上や信頼性強化につながる期待ができる。

    IPOによって調達される新たな資金は、サークルの技術開発や国際展開、規制対応の強化に活用される見込みだ。
    特にステーブルコイン市場は今後、各国規制当局による監視が厳格化すると予測されているため、上場企業としての信頼性は競争優位性を高める要素になると考えられる。

    一方で、課題も少なくない。
    暗号資産市場は依然として価格変動が激しく、ステーブルコインの裏付け資産や発行体のリスク管理体制は常に問われるだろう。また、IPOによる市場評価が期待外れに終われば、他の暗号資産関連企業の資金調達意欲にも影響を及ぼす可能性がある。

    さらに、サークルには過去のSPAC失敗や売却報道など、不安定な企業運営のイメージが一部残っている。このIPOを通じて、成長企業としての信頼をどこまで回復できるかが今後の大きな焦点になるだろう。

    ※ステーブルコイン:法定通貨(例:米ドル)と連動するよう設計された暗号資産。価格の安定性を持つため、決済や資産保全用途で利用される。

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