【Web3転職・副業】SMARTHOLDER Founder 安さんへインタビュー | リアルの世界にNFTアートを展示する、新たなデジタルアートの形を創出するアートフレーム
今回は、NFT等のデジタルアートを展示するためのハードウェアであるアートフレームの開発を行うSMARTHOLDERの代表である安さんへお話を伺いました。本記事は、NFTアートとリアルの世界の融合に興味がある方や保有しているNFTの展示について興味がある方にぜひ読んで頂きたい記事となっています。
SMARTHOLDER株式会社 | Founder 安 さん
Sina Comic日本支社Weibo comic K.KのCOO、Ximalaya日本支社のHimalayaのCEOを歴任後、APP開発会社と映画プロモーション会社の立ち上げを経て、2022年にSMARTHOLDER株式会社を設立し代表に就任。同社ではNFTやデジタルアート作品をリアル世界でも楽しめるためのアートフレームの開発・販売・製造を行う。
SMARTHOLDER株式会社 公式HP:www.smartholder.jp
NFTをリアル世界でも楽しめるアートフレーム
––––まず始めに、SMARTHOLDER株式会社で取り組んでいる事業の概要について教えてください。
SMARTHOLDER株式会社(以下 SMARTHOLDER)では、Web3業界の中でも特殊なハードウェア領域で事業を行っています。具体的には、SMARTHOLDERというNFTやデジタルアート作品をリアル世界でも楽しめるアートフレームを作っております。
クリプト用のチップをデジタルサイネージの中に埋め込んでおり、デジタルサイネージそのものがハードウェアウォレットになっています。
––––クリプト用のハードウェアということですね。
はい。ユーザーが、自分のウォレットとスクリーンを繋げることができ、自分が保有しているNFTをスクリーンの中にトランスファーすることができ、スクリーン上で展示することができます。メインスクリーンの右下にはサブスクリーンがあり、埋め込まれているチップに保存されているNFTのトークンIDがリアルタイムに表示されます。
––––SMARTHOLDERの強みはどのようなところですか。
ユーザーが保有しているNFTのみをスクリーンに映し出すことができるという点が強みです。デジタルアートや画像を単に映し出すスクリーンは多く出回っていますが、私たちが開発するスクリーンはユーザーのウォレットと連動しているため保有しているNFT以外をスクリーンに映し出すことはできない仕様となっています。
そのため、ユーザーは保有しているNFTのみをスクリーンに映し出し自分の趣味・嗜好を表現することができます。
保有しているNFTの可能性を最大限引き出す
––––事業を始められたきっかけについて教えてください。
Web3の活用が普及するにつれてデジタルアセットはどんどん増えていく中で、保有しているNFTを展示する場所がないと気づいたことがきっかけです。デジタルアセットは大きく仮想通貨とNFTの2種類がございますが、NFTはウォレットに保存しておくだけでなくそれ以上の価値があると考えています。
例えば、保有しているNFTによって自分がこういう人間であるという表現をすることができます。しかし現状だと、NFTを展示する場所がないので、保有しているユーザーが自ら発信をしていかなければならないため、その課題を解決しようと考えました。
––––なるほど。保有しているNFTを展示する場が限られていたということですね。
そうですね。SNSのプロフィールアイコンに加えて、やはり保有しているNFTを展示するデバイスが必要であると感じました。さらに、現在ウォレットは持っていないけどNFTに興味がある方も参加できるデバイスとなっています。NFTとして販売されているデジタルアートを買いたいけど買い方がわからない方はまだまだ多いため、ウォレットとなっているこのスクリーンのデバイスをご購入頂くことで、購入もできて展示もすることができます。
––––クリプト業界以外の方も参加できるのはいいですね。現在はどのようなところと提携しているのですか。
今年3月に東京でサービスの提供を正式に開始し、NFTプロジェクトを行う会社と多く連携させて頂いております。レア度の高いNFTをスクリーンに表示し、その場で購入も頂けるものとなっています。その他NFTアーティストとのコラボも多くなっています。
このように東京や埼玉等の関東圏の展示会への導入を進めており、スクリーンは購入のみならずレンタルも行っております。
リアル世界とデジタル世界を繋げるハードウェア
––––今後の展望について教えてください。
現在製造しているスクリーンは32インチの縦長のものとなっていますが、より小型なスクリーンも開発していきたいと考えています。32インチのスクリーンはアート作品を意識したものとなっているため、どちらかというとギャラリー向けで値段も20万円(税抜)となっています。
そのため、個人のユーザーでもお使い頂けるようなスクリーンを今後開発していきたいです。
––––将来的には一家に一台あるような世界を実現するということですね。
はい。後は東京含む全国のギャラリーとどんどん連携していきたいと考えています。東京だけで数千件のギャラリーがありますので、私たちのスクリーンを導入していくことで日本市場におけるスタンダードを目指していくことができると考えています。
現在も多くのギャラリーやアーティストと企画をしており、アート展示会やNFT展示会に私たちのスクリーンを導入していこうと考えています。
新たなNFTアートの形を創出する少数精鋭のメンバー
––––活動しているチームについても教えてください。
SMARTHOLDERは今年立ち上げたばかりのため、コアメンバーは私とSYUの2名であり、後はインハウスの経理の方も1名います。チーム自体が小さく、現在は虎ノ門のコワーキングスペースであるCIC TOKYOに所属しています。
私はプロダクトの企画や技術の部分を担当しており、SYUはギャラリーの経営やアートオークション会社等アート業界で働いていたこともあり、ギャラリーとのやり取りや事業開発を担当しています。
––––コアメンバーは2人という少数のチームなのですね。
はい。開発は中国で行っており、エンジニアの方と連携しております。現在、日本と中国の連携もうまくいっており小さいチームだからこそ、ビジョンに向かって開発方法や企画アイディアを議論し合う過程をとても楽しく感じております。また、市場自体も作っていくことが必要なため、そのような新しい取り組みができていること自体楽しんでいます。
––––今後どのような方を採用していきたいですか。
様々な人材を募集しています。特にマーケティングを専門としている方を募集しており、ハードウェア自体の機能を提携先に理解して頂く説明や色んなイベントや展示会、アーティストとコラボレーションした企画ができる方だと嬉しいです。
また、SNSで本取り組みを発信していく方やハードウェアをギャラリーへ販売するセールスのポジションも募集しておりぜひお話させて頂ければと思います。
NFTアートをリアルの世界で実現する一員へ
––––最後に読者へのメッセージを教えてください。
Web3はデジタル上のプロジェクトが多くこれまでは中々目に見えづらい部分がございました。そこで私たちはWeb3やNFTをリアルの世界で見せることができる事業を行っています。それ自体大きな挑戦ではありますが、一緒に創り上げていきたい方がいらっしゃればぜひご参加をお待ちしております。
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