SBIが“金融ネオメディア”構想を本格始動 新会社設立でコンテンツと投資を融合へ

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2025年5月19日、SBIホールディングスは「ネオメディア生態系」の構築を目的に、新会社「SBIネオメディアホールディングス」を設立する方針を明らかにした。
米国を中心に進む“金融×メディア”の潮流を背景に、同グループの情報発信機能強化と第4のメガバンク構想を推進する核として注目を集めている。

目次

米国型モデルを踏襲するSBIの戦略

SBIホールディングスが新たに設立する「SBIネオメディアホールディングス」は、単なる広報や広告機能にとどまらない、投融資とメディアコンテンツを連動させた構想に基づいている。

この構想はネオメディア生態系と言われる。
プラットフォーム、知的財産(IP)、タレント、先端技術、制作機能を統合し、「情報の発掘→拡散→投融資」の流れをシームレスに連携させる新たなメディア運営モデルを採用。
従来型メディアの単一機能から脱却し、多機能的な情報生産と資金供給の結節点を目指す。

この決定の背景にあるのは、米国の大手金融機関のメディア領域への本格参入である。
海外では、情報発信力の強化と新たな顧客接点の創出を目的に、映像、ゲーム、タレントなどを取り込んだ「金融ネオメディア」戦略が加速している。

SBIもこのトレンドに応じて、グループ横断でメディア・マーケティング関連事業を統括する体制を構築しようとしているのである。

この構想は、グループ全体の事業シナジーを生み出すだけでなく、「第4のメガバンク構想」と呼ばれる地方銀行連携モデルとも連動し、情報流通の中核を担う可能性が高い。

地方創生にも貢献するとされており、地域金融機関、地方自治体、地元企業と連携しながら、地域メディアの強化や地場コンテンツの全国・海外発信を支援していく計画である。

1000億円ファンド創設でアニメ・ゲーム領域に照準

今後の展開としては、コンテンツ制作と金融支援を融合した事業モデルが中心となる。
SBIは国内外のメディア関連企業や制作会社、芸能事務所との共同出資(JV)やM&Aによって、制作リソースの確保と事業スピードの向上を狙っている。
中でも、アニメやゲームといった輸出性の高い分野への注力度は高く、すでに1,000億円規模のコンテンツファンド(※)創設が予定されている。

このファンドは単なる投資ビークルではなく、SBIの持つ金融ノウハウ、ビッグデータ解析、コンテンツ制作支援体制を統合するプラットフォームとして機能する見通しだ。

また、アライアンスパートナーとの提携による多国籍展開も計画されており、日本発コンテンツの国際展開と、現地金融システムとの連動によるシナジー創出が狙われている。

こうした取り組みが実現すれば、SBIは「第4のメガバンク」という枠を超えた、文化発信と資本循環を両立させる先進モデルへと進化する可能性を持つ。
一方で、メディア運営に求められるクリエイティブと倫理的責任との両立、金融規制との整合性といった課題も残されており、今後の動向には引き続き注目が集まるだろう。

※コンテンツファンド:
映画、アニメ、ゲームなどの制作や流通に特化した投資ファンド。投資家から集めた資金をコンテンツ制作企業に供給し、収益を出資者に還元する仕組みである。IP育成のための中長期的な支援が可能になるのが特徴。

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