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    「ダッシュボードの中に!」…LGイノテック、CES2026にて「次世代のUDC」を公開

    • 自動運転時代を迎え欧州など主要国でDMS搭載が義務化
    • AIにより高画質化を実現… デザイン自由度も画質も向上
    • 「カメラ、ライダー、レーダーなどの車載用センシング・ソリューション事業を2030年までに売上2兆ウォン規模に」

    ソウル(韓国), 2025年12月29日 /PRNewswire/ — LGイノテック(CEO:ムン・ヒョクス)は、ダッシュボードに埋め込まれたカメラがドライバーをモニタリングする「次世代のアンダーディスプレイカメラモジュール」(Under Display Camera Module、以下「次世代のUDC」)」を開発、これをCES2026において初公開すると18日に発表した。

    アンダーディスプレイカメラ(UDC)は、車載用のカメラとソフトウェア(S/W)が統合された、ドライバーをモニタリングするDMS(Driver Monitoring System)を構成する中核部品である。ダッシュボードに埋め込まれたディスプレイに搭載されているため外部からは見えない。ドライバーが居眠り運転や脇見運転をしていないか、リアルタイムで感知・モニタリングする。

    自動運転レベルの高度化に伴い、ドライバーの不注意防止のために欠かせないシステムとして注目されているDMSは、欧州では2026年から新車への搭載が法律で義務づけられる予定であるほか、米国や中国、それに日本といった主要国でも搭載義務化が前向きに検討されている。

    そうしたなか、DMSの中核であるDMSカメラに対する市場の関心が高まりをみせている。特に高級車を中心に、洗練された優雅なデザインなど見た目の美しさからUDCに対する需要が徐々に高まっている。プライバシーの侵害を感じるなど、突出したカメラによるドライバーの精神的ストレスを解消できるというのもUDCが注目される理由だ。

    一方、車載ディスプレイがカメラの視野を遮る構造による画質劣化の問題の解決は業界における長年の課題だった。自動車メーカー各社がUDCの導入を躊躇してきたのもそのためだ。

    これを解決するために、LGイノテックは車載ディスプレイ業界を牽引するLGディスプレイとタッグを組み、2024年から本格的に新製品の開発に取り組んだ。1年余りにわたる研究開発の末、突出のないカメラをディスプレイに設置、それでいて画質劣化のない「次世代のUDC」の開発に業界で初めて成功したのである。

    • AIにより高画質化を実現… デザイン自由度も画質も向上

    従来のDMSカメラは、ダッシュボードの上やハンドルなどドライバーの目に見える場所に設置されることが多く、すっきりした外見にすることが課題だと指摘されてきた。

    この度LGイノテックが開発した「次世代のUDC」は、ダッシュボートに設置された車載ディスプレイにカメラが埋め込まれている。同社はこうしたデザインの差別化がハイエンド(High-end)自動車ブランドにアピールできると期待している。

    同時に高画質も実現した。「次世代のUDC」の強みは、ディスプレイに埋め込まれていないカメラで撮影したものとほぼ変わらないレベルの画質だ。ディスプレイに埋め込まれると、パネルによって画質の劣化が生じるというUDCの特性上の問題をほぼ完璧に解決したのである。

    DMSカメラの性能を左右する中核要素は鮮明な画質だ。ドライバーの表情や瞬き、動きなどを正確に感知しなければならないからだ。しかし従来のUDCは、カメラの前にあるディスプレイのパネルによってDMSカメラに比べ30%ほど画質が落ちるという問題があった。

    LGイノテックはUDCの画質劣化という長年の問題の解決に向け、自社開発した「AI画質復元ソフトウェア」を採用した。これはデブラー(Deblur、ぼやけた画像・映像を鮮明にする)やデノイズ(Denoise、撮影時に発生したノイズを除去する)といったAIアルゴリズムにより、劣化した画質を完璧に改善してくれる。自動車メーカー各社がLGイノテックの「次世代のUDC」に注目するのはそのためだ。

    LGイノテックは「次世代のUDC」の性能を継続的にグレードアップしていく計画だ。同社の関係者は「今後は’次世代のUDC’が、ドライバーのモニタリングだけでなく、同乗者や色彩なども認識し、シート調節や車内の温度設定など車内のカスタム機能をサポートするようになるだろう」と説明する。

    • カメラ、ライダー、レーダーなどの車載用センシング・ソリューション事業を2030年までに売上2兆ウォン規模に」

    「次世代のUDC」を開発したLGイノテックは、車両の内外装ともに自動運転センシング・ソリューションのラインアップをワンランク強化することができた。

    LGイノテックはスマートフォン用カメラモジュール世界1位の企業DNAを自動運転分野にも活用し、車載カメラモジュールとライダー(LiDAR)、それにレーダー(Radar)を融合・複合させたソリューションを前面に押し出し、グローバル市場を早期に攻略し、「自動運転センシング・ソリューションを牽引する企業」としての地位を確立していく方針だ。

    LGイノテックは昨年、雪・霜除去にかかる時間を50%短縮した高性能ヒーティングカメラと、1台のカメラで運転席・助手席搭乗者を同時にモニタリングできる「RGB-IR高性能インキャビン・カメラモジュール」を公開した。

    また、今年7月にはライダー技術を牽引する米国のアエバ(Aeva)社と戦略的パートナーシップを締結し、9月にはミリ波レーダーモジュール専門メーカーであるスマート・レーダー・システム社に戦略的資本投資を断行するなど、自動運転センシング・ソリューション分野の技術力確保に注力している。

    ムン・ヒョクス代表取締役は、「2030年までに自動車センシング・ソリューション事業の売上を2兆ウォン(約2,000億円)規模にしたい。差別化された顧客価値を提供するイノベーション部品を継続的に公開し、顧客のビジョン実現に貢献する技術パートナーになっていきたい」と語る。

    米格付け会社であるS&Pグローバル(S&P Global)によると、車載用インキャビン(In-Cabin、車内)カメラモジュールの世界の市場規模は、2025年の約18億ドル(約2兆6,500憶ウォン、約2,800憶円)から、2035年には約51億ドル(7兆5,000憶ウォン、約7,900億円)と、年平均約11%成長する見通しだという。

    「次世代のアンダーディスプレイカメラモジュール」を紹介する LGイノテックの関係者
    「次世代のアンダーディスプレイカメラモジュール」を紹介する LGイノテックの関係者

     

      

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