PhantomウォレットがSui正式対応 クロスチェーン資産移動が可能に

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2025年5月13日、暗号資産ウォレット「ファントム(Phantom)」がレイヤー1ブロックチェーン「Sui(スイ)」への正式対応を開始したと発表した。

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Sui正式対応で広がるPhantomの機能性

PhantomウォレットのSuiへの正式対応は、今年1月に一部ユーザー向けに提供されていたベータ版対応を経たもので、今回のアップデートにより全ユーザーがSuiの機能を利用可能となった。

ベータ版では、SuiのネイティブトークンSUIのほか、USDC、BLUE、SEND、LOFIなど、Suiネットワーク上の複数トークンの送受信および取引がすでに実現していた。
また、Suiエコシステム内の主要DeFiプロトコルである「Suilend」や「Navi」、分散型取引所(DEX)「Cetus」「Bluefin」へのアクセスも可能となっていた。

今回の正式対応では、Suiを含む複数チェーン間でのクロスチェーンスワップ(※1)が新たに可能となった。対象となるチェーンは、SuiとSolana、Ethereum、Baseの4つで、ユーザーはこれらのネットワーク間での資産交換をPhantom上でシームレスに行えるようになった。

さらに、対応地域ではApple Payやクレジットカード、銀行振込を通じてSuiを直接購入できる機能も追加されている。これにより、オンボーディングの手間が減り、初心者でもSuiの活用がしやすくなると期待される。

SuiはMetaのDiemプロジェクトから派生した「Move(※2)」言語で構築されたブロックチェーンであり、スケーラビリティと低手数料を強みに急成長している。
これにPhantomが対応したことで、より多くのWeb3ユーザーが高速で安価な取引環境へアクセス可能となったと言える。

クロスチェーン時代の主役を狙うPhantom 今後の展開と業界への波及

今回のSui正式対応は、PhantomがSolanaを中心としたウォレットから、マルチチェーン対応の次世代型ウォレットへと変貌を遂げつつあることを示している。中でもクロスチェーンスワップ機能の導入は、資産移動の自由度を大幅に向上させ、分散型金融(DeFi)の裾野を広げる鍵となるだろう。

今後、Phantomがさらに多くのチェーンを取り込み差別化を進めることで、Web3ユーザーにとって「マルチチェーン標準ウォレット」となる可能性がある。特にSuiのような新興チェーンとの連携は、技術革新への柔軟な対応力を印象づける動きだ。

一方で、複数のチェーンをまたぐ設計にはセキュリティ面の課題も伴う。クロスチェーンの取引が増えるにつれ、ハッキングやバグのリスクも高まると考えられる。Phantomには今後、これらのリスクにどう対応していくかが問われる局面も出てくるだろう。

とはいえ、今回の発表はPhantomがより開かれたWeb3世界への入口として機能するための一歩だと捉えられる。ユーザー中心の設計と多様な選択肢の提供によって、Phantomは今後もWeb3インフラの中心を担っていくのではないだろうか。

※1 クロスチェーンスワップ:異なるブロックチェーン間での暗号資産の交換を可能にする技術。ユーザーは中央集権型取引所を経由せずに直接資産を移動できる。
※2 Move:Metaが開発したプログラミング言語。セキュリティと柔軟性を重視しており、資産の所有権やトランザクション処理の明確な制御が可能。

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