PayPayがGoogleアカウントと連携開始 決済や登録がよりスムーズに

2025年5月21日、PayPayはGoogleアカウントとの連携を開始した。これにより、Googleサービスでの支払いやカード情報の登録がより簡便になる。国内全域で順次対応が進められている。
GoogleサービスでPayPayカードが自動入力可能に
PayPayは、Google Payとのアカウント連携機能を正式に開始した。対象はiPhoneおよびAndroidユーザーである。
連携により、Googleの各種サービスに対して「PayPay」「PayPayカード」「PayPay残高カード」での支払が可能となる。
これにより、Google Chromeでのカード情報の自動入力や、YouTube、Google PlayといったサービスでのPayPay決済対応も可能となる点は見逃せない。
また、連携後の支払いはPayPayの還元プログラム「PayPayステップ」の対象となるため、ユーザーはポイントも獲得できる。
Androidユーザーは、Googleウォレット経由での従来の登録手順に加え、アプリ内からの簡易なカード追加も可能になる。これにより、非接触型のタッチ決済やオンライン決済への対応がよりスムーズになると期待できる。
決済環境の統合が進展 利便性向上もプライバシー管理が課題
今回の連携は、スマートフォン1台で完結する統合決済体験を加速させるものだ。
PayPayとGoogleアカウントを結びつけることで、オンライン・オフラインを問わず、決済手段の一元化が進むだろう。
特に、複数の支払い手段を切り替えてきたユーザーにとっては、登録や操作の煩雑さが軽減される大きなメリットがある。
一方で、異なるプラットフォーム間での連携にあたっては、個人情報や決済データの管理強化も求められる。
GoogleとPayPayの双方がどこまで安全性とプライバシー保護を担保できるかが、今後の信頼性に直結するだろう。
今後は、継続的な情報公開と改善が重要になると思われる。