Oral-B by Braun、AI歯垢チェッカー「歯チェックAI」を発表

2025年2月1日、P&Gジャパン合同会社は、電動歯ブラシブランド「Oral-B by Braun」から新しいAI歯垢チェッカー、歯チェックAIを公開した。このツールは、スマートフォンを使用して簡単に歯垢情況を確認できる機能を提供するものだ。

AI技術で手身に歯垢チェック

「歯チェックAI」は、スマートフォンのインカメラで口内を撮影し、その画像をAIが分析することで、歯垢の磨き残しがある区域を特定する仕組み。

この技術は、アメリカのバーチャル歯科治療プログラムで使用されている「Toothlens」を日本向けに導入したもので、AIによるプラーク検出の精度は90%以上とされている。

これにより、ユーザーは自身のオーラルケアにおいて、どこに重点を置くべきかを簡単に把握できる。

また、2025年2月1日から2025年6月30日までの期間限定で、「歯チェックAI」を利用した結果画面を特設ページにアップロードすることで、総額100万円を山分けするキャンペーンにも参加できる。

セルフケアの重要性と今後の広がり

コロナ渦を経て、国民の予防意識は高まり、歯科受診率も上昇傾向にある。しかし、若年層における歯周病の罹患率も増加しており、セルフケアの質向上が求められている。とくに日常的なオーラルケアに対する意識が低いことが原因となり、若年層の健康リスクが高まっていると考えられる。

「Oral-B by Braun」は、「Perfect clean for all ―全ての人に最高の磨き上がりを―」というブランドメッセージのもと、質の高いオーラルケアの実現を目指している。
本ブランドは、最新のAI技術を活用して、より効率的かつ効果的なセルフケアの提供を重視している。

「歯チェックAI」の導入により、ユーザーは自身の口腔状態を手軽に確認し、適切なセルフケアを行うことが可能となるだろう。

加えて、これによりユーザーが自発的にオーラルケアを改善し、健康リスクを未然に防ぐことが期待される。

今後も、AI技術を活用したオーラルケアの進化がさらに進展すると予測される。