NFTを教育に活用する、リスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI」

NFTは過去、教育の領域においては実績証明等に活用されてきましたが、今回リスキング・転職に活用されたサービスが発表されました。NFTを単に活用するのみならず、教育という面において、教える人も教えられる人にとってもメリットのある仕組みとなっていますので、以下考察します。

目次

リスキリング・転職一体型サービス ONGAESHIとは

公式HPより

リスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI(オンガエシ)」は、教育格差の是正を目標として、ブロックチェーンを活用し「無償で学び転職を目指す人(タレント)」と「学びを支援したい人(スポンサー)」をマッチングすることで、「無償の学び」を持続可能な方法で提供するサービスです。無償で学んだタレントが転職に成功すると、スポンサーには人材育成の貢献の返礼としてトークンが付与されます。

タレント向け、スポンサー向けの2種のアプリを2023年10月25日に正式リリースしており、リリース1年目はタレント1,000人の学習無料化を目指しています。2023年10月24日時点では、タレント向けアプリの事前登録者数は750名を突破し、スポンサーがタレントに貸し出すことのできる教育NFTの事前予約個数は180個以上となっているとのことです。

近年自分の持っているスキルをシェアする動きが活発となっていますが、成果に結びつくかどうかは注目されていませんでした。ONGAESHIのスキームでは学びを受けた方が転職に成功することで各関係者へ貢献金が配布される仕組みのため、より各関係者が学びを受けた方を応援したくなるインセンティブがあります。

ONGAESHI公式HP:https://ongaeshi7.wixsite.com/ongaeshi
ONGAESHI公式X(旧Twitter):https://twitter.com/ONGAESHI_PR
ONGAESHI公式Instagram:https://www.instagram.com/ongaeshi_pr/

ONGAESHIの全体スキーム

公式HPより

スキームについては人材育成に関わった人々に貢献金が支払われることで持続的な無償教育の提供を実現しています。

連帯貢献金は、人材育成に貢献した関係者へ、連帯貢献金(トークン)が支払われます。数量に応じて、ONGAESHI DAOの意思決定等に関わることができる予定です。

[各関係者]

  • 講師:スポンサーへ講座を販売
  • スポンサー:タレントへ講座を貸し出し
  • タレント:採用企業と採用マッチング
  • 採用企業:タレントと採用マッチング

ONGAESHIのサービス詳細

公式Youtube

ONGAESHIの詳細について、タレントはスポンサーから講座の受講権を借り無償で学び転職することができ、アプリ上で簡単に利用することができます。また、学ぶほどにコインを獲得でき(「Learn to earn」機能:講座修了時点で1,500円相当のコインを獲得可能)、オンライン上にて集合研修やグループワークで、クラスメートと実践的に学ぶことができます。

講座成績が職種レベル別に客観的に可視化され、講座で身に着けたスキルを転職で評価されやすく、さらにキャリアアドバイザーによる、転職支援もあるとのことです。また、ONGAESHIは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助対象事業でもあります。

学びたい人を支援し、教育支援の仕組みづくりに参加できるスポンサー

プレスリリースより

ここではONGAESHIに特徴的なスポンサーについて説明します。スポンサーは、学びたい人を支援し、教育支援の仕組みづくりに参加できる仕掛けであり、タレントの代わりに、「NFT化された講座の受講権」を購入し、支援したいタレントを選び、そのNFTを無償で貸し出すことで、タレントの「無償の学び」を実現することができます。その後、タレントが受講を修了し転職すると、人材育成への貢献金としてトークンを得られる仕組みとなっています。

また、教育の未来をより良くするための議論や意見交換により仕組みづくりに参加するコミュニティも用意されています。

リリース記念講座の「タレント」・「スポンサー」募集

プレスリリースより

ビジネスプランナー講座

  • 目指せる職種:ビジネス企画、新規事業企画
  • コース概要:新規事業を立案する際に必要なビジネススキル、データ分析スキル、アーキテクチャの知識を身につけることができます。Eラーニングで学んだ知識を、集合研修やグループワークでの事業計画を作成する課題でアウトプットする機会があります。Eラーニングと集合研修、グループワークを組み合わせることで、より実践的なスキルを身につけることができます。
  • 認定:慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンター
  • タレントの講座申し込み期限:2023年11月19日(日)
  • スポンサーの「ポジションチケット」購入期限:2023年11月24日(金)

データサイエンス講座

  • 目指せる職種:データサイエンティスト、データアナリスト、機械学習エンジニア
  • コース概要:基礎的な統計学からPythonによる実践的な分析手法を学ぶことができます。グループワークや集合研修により学習の躓きをアシストします。Eラーニングでの学びの疑問点は集合研修やオフィスアワーで解消できます。また、グループに分かれて分析を行う課題では、タレント同士学び合い、教え合いながら学びを深めることができます。これからデータサイエンティストを目指す方にとっても、学びやすい講座となっています。
  • 認定:慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンター
  • タレントの講座申し込み期限:2023年12月3日(日)
  • スポンサーの「ポジションチケット」購入期限:2023年12月13日(水)

ONGAESHIのロードマップ

公式公式X(旧Twitter)より

デジタル人材だけでなくその他の市場ニーズの高い人材を育成する講座も拡大し、講座の提供者(講師)も随時募集し、採用企業からの人材紹介料の一部を貯め、公教育に寄付する予定であるとのことです。発表されている今後のロードマップを下記します。

[ロードマップ]

  • 2020年4月:STARプロジェクト開始
  • 2023年2月:記者発表会
  • 2023年4月:発行体設立
  • 2023年5月:先行講座の開始
  • 2023年8月:採用マッチングの開始
  • 2023年10月:ONGAESHIリリース
  • 2024年9月:アジア展開
  • 2026年4月:海外展開
  • 2033年9月:DAO設立

[連絡先]

今後の展望

TOEICや千葉工業大学でもNFTが活用され始めているように、今後「Web3✖︎教育」はより実装されていくでしょう。その中でWeb3だからこそ教育でも活きてくる仕組みについて下記します。

実績証明

ブロックチェーンの特徴の1つである「改ざんされない」仕組みというのは、試験や資格等において教育に対する結果の証明として実装されていくでしょう。その他履歴書や職務経歴書等へもブロックチェーンが実装されていくことで、改ざんされない実績を持って就職や転職に臨むことができます。そのため、学習している人がより正当に評価され、詐欺等が難しい仕組みとなっていきます。

Giverが得する教育

ONGAESHIは「Giverが得する教育」を実現しています。つまり、初めに何かを与える人が得をする仕組みです。スポンサーになりNFTを購入しタレントへ学習してもらうことで、後々金銭的なインセンティブを得ることができます。Web3以外のコミュニティにおいても、Giverにはより多くの情報や機会が集まると言われておりますが、それをわかりやすい形で可視化しているのがONGAESHIと言えるでしょうk。

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