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    MetaMaskが新機能、BNBチェーン上での「ガス込みスワップ」導入

    暗号資産

    2025年5月9日、米Consensys社が提供する仮想通貨ウォレット「MetaMask」がBNBチェーン(※)上での新機能「ガス込みスワップ」を発表した。
    これにより、従来必要だったBNB(バイナンスコイン)を保有せずともトークンスワップが可能となった。

    目次

    MetaMaskの「ガス込み」新機能

    MetaMaskは、BNBチェーンにおけるトークンスワップでBNBを手数料に用いる従来の形式を覆す新機能を導入した。
    これまでBNBチェーン上での取引にはBNBが不可欠だったが、「ガス込みスワップ(gas-included swap)」と名付けられた本機能により、ユーザーはスワップ対象のトークンから手数料(いわゆる「ガス代」)相当分を直接差し引かれる仕組みへと変わった。
    スワップ実行時にユーザーの持つトークン残高からガス代相当分を自動で計算・請求するシステムだ。

    BNBを個別に入手する必要がないという点が、多くのライトユーザーにとって心理的・経済的な負担を軽減すると見られる。

    この機能が有効となるのは、MetaMaskのGoogle Chrome拡張版のみであるため、最新バージョン「v12.16」へのアップデートが推奨されている。

    BNBチェーンに限らず、MetaMaskは2024年4月25日にEthereum上でも同様の手数料選択機能を導入しており、ETHだけでなく、USDT、USDC、DAIといった主要ステーブルコインにも対応済みである。
    今回の取り組みは、ガス代の支払い方法を柔軟化する一連の改善の一部であり、ネットワーク利用におけるハードルを引き下げる意図がある。

    利便性の強化と今後の展望

    今回の新機能により、BNBチェーンを利用する際に必ずしもBNBを用意する必要がなくなった。
    これまで初心者や新規ユーザーがBNBを取得するために中央集権型取引所を経由しなければならなかった構造が、スムーズに解消されることで、ユーザー体験の改善が期待できる。

    また、MetaMaskは今後のアップデートにおいて、ビットコインやソラナといった主要ネットワークへのガス込みスワップの対応も予定している。
    Ethereumで先行導入された柔軟な手数料支払い方式と同様のアプローチを、他チェーンにも広げる方針を明らかにしており、クロスチェーン時代のウォレットインフラとしての存在感を強めつつある。

    一方で、対応環境が現時点ではChrome拡張版に限られる点や、非対応トークンの存在など、完全な自由度を得るにはまだ一定の制限がある。

    とはいえ、MetaMaskの取り組みは仮想通貨ウォレットの利便性を一段押し上げたことに疑いはなく、今後もユーザー中心のアップデートが進む可能性は高いだろう。

    ※BNBチェーン:バイナンスが展開するブロックチェーンで、BNBを基軸通貨とし、分散型取引やDeFiプロジェクトで広く用いられている。

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