【Mask Network】ソーシャルメディアとWeb3の融合を目指す革新的プラットフォーム
近年、Web3の世界では、分散型アプリケーション(dApps)やNFT技術が注目されています。このような技術をソーシャルメディアと組み合わせる試みが進んでおり、その中心的存在であるMask Network(マスクネットワーク)について解説します。
Mask Network(マスクネットワーク)とは
Mask Network(マスクネットワーク)は、分散型アプリケーション(dApps)やNFT技術をソーシャルメディア上で利用できるようにすることを目指す革新的なプラットフォームです。従来のSNSとweb3の融合を目指し、ユーザーが簡単に分散型アプリケーションを利用したり、デジタルアセットの取引を行ったりできる環境を提供しています。
ブラウザ拡張機能としてダウンロードでき、TwitterやfacebookやInstagram等のWeb2.0プラットフォーム上で、暗号化されたメッセージの送信やトークンやNFTの送付など、Dappsと同じような体験が可能になります。
全ての人をweb3に持っていくために、Dappsを構築するのではなく、使い慣れた既存SNSでDappsのような機能を使えるようにしようという取り組みです。
利用方法
Mask Networkは、前述した通り、ブラウザの拡張機能として提供されています。Google ChromeやFirefoxなどの主要なブラウザで利用することができます。導入方法は以下の通りです。
- ブラウザの拡張機能ストアにアクセスし、Mask Networkを検索します。
- 検索結果から、Mask Networkの拡張機能を選択し、「インストール」または「追加」ボタンをクリックします。
- インストールが完了すると、ブラウザのツールバーにMask Networkのアイコンが表示されます。アイコンをクリックして、Mask Networkのアカウントを作成または既存のアカウントにログインします。
- アカウントの設定が完了すると、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディア上でMask Networkの機能を利用できるようになります。
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主な機能
Mask Networkの主な機能は以下の通りです。
暗号化メッセージ
SNS上で暗号化されたメッセージを送ることができます。暗号化されたメッセージは利用したSNSのサーバーには記録されず、データを収集されることがありません。また、Maskをダウンロードした人以外には表示されないようになっています。
その延長線上で、分散型ストレージプロジェクトのArweaveと提携し、ファイルも暗号化且つ分散型ストレージに保存する形で投稿することができます。
トークンのやり取り
SNS上で仮想通貨のやり取りが可能となります。この仕組みは「レッドパケット」と呼ばれています。
この仕組みを活用したキャンペーンを、2020年1月27日にMakerDAOと共同で実施し、3日間で2000人以上のDaiホルダーから資金が集まりました。この取り組みにはvitalikも参加し、話題となりました。また、Gitcoinとも提携しており、プロジェクトの寄付をTwitter上でラフに集めることも可能です。
現在はイーサリアム系の通貨しかやり取りができず、ガス代も高いですが、今後L2チェーンの採用を検討しているそうです。
DeFi
Twitterを離れずにトークン価格の調査やUniswapを活用したトークンのスワップを実現します。
NFT閲覧
リンクとして投稿されているNFT情報が瞬時に表示されたり、自身が保有するNFTが一覧で見れるページがあるなど、NFTの閲覧や確認機能があります。
今後はNFTの売買も実現できるように機能追加を考えていくようです。
Mask Networkの将来性
Mask Networkは、ソーシャルメディアとWeb3の融合を目指す革新的なプラットフォームとして、多くのユーザーから注目されています。この先web3市場が急速に拡大し、NFTやDAO、dAppsが一般化する中で、Web2.0とweb3の架け橋となるMask Networkは、ユーザー体験の向上と普及に大きな貢献を果たすことが期待されています。
自分自身も使ってみて感じましたが、いつも使っているTwitterにプラスαの機能として追加されていることで、圧倒的に利用頻度も高いですし、ラフに使うことができることを痛感します。
直近では分散型SNSも多数登場していますが、やはりアクティブユーザー数が多くないSNSではユーザーが発信するインセンティブが弱まり、強固なエコシステムを築くことは難しいです。
だからこそ、既存SNSの延長線上にweb3を持ってくるという発想とそれを実現するプロダクトは非常にワクワクし、期待されることも納得です。
一方で、TwitterからMask Networkが排除される、もしくはTwitterが独自でその機能を実装するなど、そのサービスの根幹が中央集権プラットフォームに依存されている点は、事業運営におけるリスクだと考えられます。
これらのバランスを取りながらも急速に成長するMask Networkを今後も注目していきます!
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