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漫才のフリ、オチをAI学習 吉本の新サービスが切り拓く海外マーケット

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

吉本興業グループのFANYは、GoogleのAIモデル「Gemini」を活用し、お笑いコンテンツに特化した翻訳AIサービスの開発を進めている。

このサービスは、漫才やコントなどお笑い特有の言い回しや表現を正確に翻訳することを目指しており、まずは字幕生成からスタートしている。

将来的にはリアルタイム翻訳の実現も視野に入れており、海外展開を促進させるための重要なツールとしても期待されている。

お笑い翻訳の難しさを克服

従来の機械翻訳では、お笑いコンテンツの翻訳は非常に困難であった。特に、関西弁や造語、フリとオチの構造など、文化的背景や言語のニュアンスが深く関わる部分は、単語単位の翻訳では難しいとされてきた。

たとえば、関西弁の「オカン」を「悪寒」と誤訳してしまうようなケースが頻発していた。

吉本興業は、これらの課題を解決するため、お笑い翻訳専門家のノウハウと自社が保有する膨大なネタ動画を活用。AIに「笑い」の構造を学習させ、文脈を考慮した翻訳を実現した。

多言語対応とリアルタイム翻訳への展望

現在、このサービスは日本語から英語への翻訳を中心に開発が進められている。

しかし、将来的には中国語や韓国語など、多言語への対応も計画予定だ。

さらに、現在は字幕生成に焦点を当てているが、将来的にはライブ公演でのリアルタイム翻訳の実現を目指している。海外からの観客は、日本のお笑いをより身近に感じられるようになるだろう。

また、タレントのYouTube動画や吉本興業のインバウンド向け公演での実証実験を重ね、サービスの精度向上を計画中だ。2025年中のサービス提供を目指し、対応言語や出力形式の拡大、専門用語辞書の登録などを予定している。

日本のお笑い文化を世界へ

この「お笑い翻訳AIサービス」は、日本のお笑い文化を世界に広めるための重要な一歩だ。

既にチョコレートプラネットやレインボーのコント動画で英語字幕が生成されており、YouTubeの設定メニューから確認できる。今後、このサービスがさらに進化することで、海外の視聴者にも日本の笑いの魅力がより深く伝わることだろう。

吉本興業の取り組みは、文化の壁を越えたエンターテインメントの可能性を示している。AI技術を活用し、日本の伝統的な笑いを世界に発信する試みは、今後のエンターテインメント業界に新たな風を吹き込むに違いない。

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