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    KRAFTONが広告大手ADKを750億円で買収 アニメ市場攻略へ日韓連携強化

    2025年6月24日、韓国のゲーム大手KRAFTONは、日本の広告会社ADKグループを750億円で買収すると発表した。アニメとゲームの融合を通じ、グローバルIPビジネスの拡大を狙う。買収後もADKの経営支援は継続される見通しだ。

    目次

    KRAFTON、ADK買収で日韓IP戦略を強化へ

    「PUBG」などの人気ゲームを手がけるKRAFTONが、大手広告会社ADKグループの買収に踏み切った。買収金額は約750億円(約7103億ウォン)で、株式を保有するベインキャピタル傘下の特別目的会社「BCJ-31」の取得を通じて実施される。これにより、ADKグループはKRAFTONの連結子会社となる。

    ADKは、2017年にベインキャピタルがTOBを実施し、翌2018年に非上場化。2019年には社名を「アサツーディ・ケイ」から現名称に変更し、ホールディングス体制へと移行していた。

    今回の買収は、急成長するグローバルアニメ市場において、KRAFTONが自社IPの多角展開を進めるための戦略的判断と見られる。アニメーション制作力を持つADKとの連携により、KRAFTONはゲームとアニメの両面からIPを世界市場に展開する体制を強化する構えだ。

    今後は、KRAFTONのゲーム開発力とADKのアニメ企画・制作・マーケティングのノウハウを統合し、段階的なコラボレーションを推進していく方針とされる。

    ※TOB:株式公開買い付け(Take Over Bid)。不特定多数の株主から株式を市場外で買い集める手法。

    アニメ×ゲームの融合がもたらす成長と競争軸の変化

    今回の買収で最も注目されるのは、アニメとゲームという日本と韓国が得意とする分野が融合する点である。

    ADKは「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「プリキュア」などを手がけ、300本以上のアニメ制作委員会に関与してきた実績がある。その強みをKRAFTONのIP開発力と掛け合わせることで、新たなエンタメビジネスモデルの創出が期待されている。

    市場的にも、アニメは世界的な需要が拡大しており、Netflixやディズニーも積極投資を進めている。

    KRAFTONにとって、ADKの買収は日本市場への足がかりであると同時に、グローバルで通用するIP構築のための布石とも言える。

    一方で、異なる文化圏の組織統合や事業方針の擦り合わせにはリスクも伴う。

    コンテンツの制作現場では、日本特有の商慣習や制作体制が存在し、外資企業による運営が軋轢を生む例も少なくない。ADKのブランド価値や人材が維持されるかは、KRAFTON側のマネジメントにかかっている。

    買収後もベインキャピタルが出資を継続し、3社連携による経営支援が継続されることで、統合のソフトランディングが図られる可能性が高い。
    KRAFTONにとっては、アニメIPとの連携強化によって、単なるゲーム会社からIP総合企業へと進化する契機となるだろう。

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