イオレ、暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」始動 個人向けに2026年1月開始

イオレは個人向け暗号資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」を2026年1月下旬に提供開始すると発表し、2025年12月25日から事前登録の受付を開始した。
保有資産を貸し出し、貸借料を得られる仕組みを採用する。
イオレ、個人向け暗号資産レンディングを2026年1月に開始
イオレは25日、暗号金融資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」を2026年1月下旬に提供開始すると公表し、同日から事前登録の受付を開始した。
本サービスは、利用者が保有する暗号資産を一定期間貸し出すことで、期間に応じた貸借料を得られる仕組みである。
同社は2025年8月に公表した中期経営計画で、暗号資産金融事業を中核領域に位置づけており、資産を「取得・運用・事業活用」へ循環させる「Neo Crypto Bank構想」を掲げてきた。
「らくらくちょコイン」は、その構想を具体的なサービスとして実装する段階に位置付けられる。
運用面では、複数の提携先を活用した分散運用を採用し、特定先へのリスク集中を抑制する体制を構築している。
テスト運用段階では一定の収益性を確認したとしており、市場の急激な変動時には運用条件の見直しを行うリスク管理も組み込む。
また、国際水準の暗号資産管理および不正防止体制の強化に向け、同社はFireblocks社のセキュリティ基盤を導入している。
約1カ月、約1万円相当から預け入れが可能で、暗号資産を長期保有する個人や初心者層も想定した設計となっている。
暗号資産レンディング、市場定着への分岐点
本サービスの利点は、暗号資産を売却せずに利息収入を得られる点にある。
価格変動を逐一追わずに済む「ほったらかし運用」は、積極的な売買に不安を抱く個人や、パッシブ投資志向の層にとって一定の支持を集める可能性がある。
少額かつ短期間から始められる設計も、暗号資産金融への入口として機能する余地がありそうだ。
一方で、分散運用やセキュリティ対策を講じていても、市場急変時の流動性リスクや提携先の信用リスクを完全に排除することは難しいと考えられる。
加えて、暗号資産レンディングを巡る規制議論が進展すれば、制度変更がサービス設計や収益モデルに影響を及ぼす可能性も否定できない。
今後は、暗号資産レンディングが国内金融の中でどのような位置づけを得るかが焦点となりそうだ。
制度整備が進めば利用者保護や透明性は高まる一方、事業者にはより高い管理体制が求められる見通しである。
その結果、資本力や技術基盤を備えた事業者に集約が進む可能性もあり、同社の取り組みが継続的な暗号資産金融事業へ発展するかが注目できる。
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