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    花王、“掃除×ホラー”の異色3Dゲームを配信 自社製品PRと体験型マーケの狙い

    2025年8月8日、花王はPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」で、Windows向け3Dホラーゲーム「しずかなおそうじ」の配信を開始した。
    自社製品を用いて別荘を掃除しながら“何か”から逃げる内容で、認知拡大を目的とする期間限定企画だ。

    目次

    花王がSteamで異色のホラー掃除ゲームを期間限定公開

    花王は、基本無料の3Dホラーゲーム「しずかなおそうじ」を公開した。配信期間は来年8月7日まで。
    プレイヤーは亡き父から受け継いだ別荘を舞台に、マジックリンやクイックルワイパーなど同社の清掃製品を駆使し、放置された建物を掃除していく。

    ゲーム進行中、汚れの下から暗号が出現し、別荘や父親の過去にまつわる謎が少しずつ明らかになる。
    掃除の進捗やクリア時間によって結末が変化するマルチエンディング仕様だ。
    一方、別荘内にはプレイヤーを狙う“何か”が潜んでおり、足音や掃除音に反応して襲いかかってくるため、常に緊張感を強いられる。

    登場する製品は、単体使用だけでなく組み合わせが可能で、掃除効率や攻略方法に幅を持たせている。
    また、ゲームに登場する画像の一部に、生成AIによる画像が採用されている。
    実況配信や収益化も許可されており、事前承諾は不要だ。
    企画・開発は花王ホームケア事業部が主導し、企業ブランディングやXR制作を手掛けるWhateverが協力した。

    花王は「エンターテイメントを通して、そうじがもっと”簡単”で”楽”になる⽅法を、花王のそうじアイテムをきっかけに多くの⽅に知っていただきたいという想いから開発いたしました」とコメントしており、従来の広告手法とは異なる体験型マーケティングの一環と位置づけているようだ。

    ゲームページ:https://store.steampowered.com/app/3833930/_/?l=japanese

    企業ブランディングに新潮流 広告とゲームの境界を越える挑戦

    今回の試みは、単なる製品PRを超え、ユーザーに能動的な体験を提供するマーケティング手法として注目できる。
    特に、無料配信かつ実況許可という設計はSNS拡散や動画配信者の利用を促し、短期間での話題化が見込まれる。
    ホラー要素と謎解き、製品使用体験を一体化させた構造は、記憶への定着度を高める狙いがあると考えられる。

    メリットとしては、従来リーチしにくかった若年層やゲーム愛好家層へのブランド接触が可能になる点が大きいだろう。
    さらに、ゲーム実況やレビュー動画が二次的な広告効果を生み、広告費を抑えつつ高い訴求力を実現できる可能性がある。

    一方、ホラー要素を伴うことによるブランドイメージの乖離や、製品の使用シーンが限定的に伝わるリスクも否定できない。
    また、ゲームプレイそのものが注目され、製品認知が副次的な扱いにとどまるリスクも残る。

    今回の花王の試みは、広告とゲームコンテンツの境界をさらに曖昧にし、ブランド体験の新たなモデルを提示した事例と位置づけられるだろう。
    実況文化やSNS拡散との相性が良いインタラクティブ広告は、短期間に大規模な露出を実現できる手段として注目できる。

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