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    GoogleがアナリティクスとLLMを統合 自然言語でアクセス分析が可能に

    2025年7月23日、米GoogleはGoogle アナリティクス向けの新プロトコル「MCPサーバー(Model Context Protocol Server)」を発表した。
    これにより、Geminiなどの大規模言語モデル(LLM)とアナリティクスデータの連携が実現し、自然言語による対話形式でのデータ活用が可能となる。

    目次

    Google、会話型でのデータ分析を実現する新プロトコルを発表

    Googleが発表したMCPサーバーは、Google アナリティクスのデータをGeminiのような大規模言語モデル(※1)と連携させることで、従来の分析業務を直感的に変革するオープンソースプロトコルである。

    このプロトコルを利用すれば、「昨日のユーザー数は?」「売上トップの商品は?」といった自然言語の質問に対して、AIが即座に回答できるようになる。
    さらに、複雑なeコマースレポートの自動生成や、マーケティング施策の提案といった高度な分析支援まで可能になることが、公開されたYouTubeのデモ動画で示された。

    実演では、Gemini CLI(※2)を通じてMCPサーバーに接続し、マーケターが行うようなデータ確認や施策検討を会話形式で進めていく様子が描かれており、非エンジニア層でも容易にデータ活用できる点が印象づけられている。

    このMCPサーバーはオープンソースとしてGitHub上で公開されており、設定ファイルなども整備されているため、企業や開発者が自由に導入・検証を行えるのも大きな特徴だ。

    ※1 大規模言語モデル(LLM):膨大なテキストデータを学習し、人間のような自然言語生成や理解を行うAIモデル。

    ※2 Gemini CLI:Geminiの高度な機能を、ターミナル環境で直接利用可能にするオープンソースのAIエージェント。

    アクセス解析の「民主化」加速 自然言語が意思決定プロセスを変える

    MCPサーバーの登場により、アクセス解析の民主化が一気に加速する可能性がある。
    従来、データ分析はエンジニアやアナリストといった専門職に依存していたが、自然言語によるインターフェースの導入によって、現場のマーケターや営業担当者も自らデータにアクセスし、即座に意思決定を行える環境が整う見込みである。
    意思決定のスピードが高まれば、属人化の回避や業務の効率化にもつながるだろう。

    しかし、LLMに依存した分析には懸念点も残る。
    とくに、自然言語で得られる回答は確率的な推論に基づくものであるため、集計条件や文脈を誤って解釈した場合、誤った分析や提案が提示されるリスクは避けられないだろう。
    数値の厳密さが求められる場面では、「それらしく見える」回答が判断ミスにつながるおそれもある。

    それでも、直感的に使える自然言語ベースの分析ツールは、今後のBI(ビジネスインテリジェンス)領域において主流となっていく可能性が高い。
    特にIT人材が限られる中小企業や非IT業界にとっては、自社のデータを扱いやすくなることで、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のハードルが大きく下がるだろう。
    MCPサーバーのような仕組みが、企業の意思決定プロセスそのものを変革していく起点となるかもしれない。

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