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    ネットフリックス、自社作品で初の生成AI活用を公表 VFXコストが10分の1に短縮

    2025年7月17日、米ネットフリックスの共同CEOテッド・サランドス氏は、同社の最新SFドラマ「The Eternaut」において、生成AIを映像制作に活用したと明かした。
    最終映像にAI生成ショットを導入したのは同社初であり、劇的なコスト削減と制作時間の短縮につながったという。

    目次

    ネットフリックス、「The Eternaut」で初の生成AI映像を導入

    ネットフリックスは、アルゼンチンの人気SF漫画を原作としたドラマ「The Eternaut(エテルナウタ)」において、生成AI技術を活用したと発表した。
    これは同社にとって初めて、最終版の映像に完全なAI生成ショットを含む作品となる。

    同作の中では、ブエノスアイレスでビルが崩壊する大規模なシーンに生成AIが用いられた。
    テッド・サランドス氏は、「AIがなければ、『The Eternaut』の規模の制作にとってそのような効果はコスト効率が良くなかっただろう」と説明し、AIを使わず従来のVFX(※)手法を用いた場合と比べて「約10倍のスピードで完成した」と述べている。

    発表は2025年7月17日に開かれたネットフリックスの第2四半期決算説明会で行われたもので、同氏は「クリエイター・制作陣・視聴者がその成果に感激した」と語った。

    サランドス氏はこのAI導入について、「これらのツールはクリエイターがスクリーン上でのストーリーテリングの可能性を広げるのに役立っていると思うし、それは限りなくエキサイティングなことだ」とコメントした。

    ※VFX(Visual Effects):実写映像に対してCGなどの視覚効果を加える技術。特撮やデジタル加工を含む幅広い映像処理の総称

    AIと人間の協働時代へ 映像制作に迫る制度と構造の再編

    ネットフリックスによる「The Eternaut」への生成AI導入は、映像制作の在り方に大きな変化をもたらす起点となる可能性がある。
    とくに、大規模作品におけるコストと時間の両面を圧縮できる点は、制作現場における長年の課題を打破する手段として注目されるだろう。

    一方で、生成AIの普及が進むにつれ、クリエイターの雇用構造や著作権の扱いといった問題も表面化していくとみられる。
    特定の職種がAIに代替される可能性は現場に緊張感をもたらし、労働環境や制作プロセスの見直しが求められる局面が増えるだろう。

    今後はAI技術の活用を前提とした新たな制作体制の構築が進むと同時に、倫理的なガイドラインや知的財産の保護、クリエイターの権利保障といった制度面での整備も求められるようになると考えられる。

    映像制作の現場は今後、「人間とAIがどのように協働すべきか」という問いに向き合いながら、クリエイティブと効率性の両立を追求するフェーズに入っていくことになるだろう。

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