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    韓国で“顔パス免税”が現実に AI自販機が仁川空港に初登場、手続き一括自動化

    2025年7月4日、韓国・現代免税店が、AIを活用した無人販売機「スマートセラー」を仁川国際空港に導入したとKOREA WAVEが報じた。
    パスポートや航空券確認を含む免税手続きを自動化し、旅行者の利便性向上を図る試験運用が始まった。

    目次

    AI自販機が顔認証で免税購入を自動処理

    韓国の大手免税店・現代免税店は、仁川国際空港店にて業界初となるAI無人自販機「スマートセラー(Smart Seller)」の試験運用を開始した。
    対象商品はアーモンドなどの小型食品で、現時点では韓国国籍のパスポート保有者のみが利用可能だ。

    このスマートセラーは、単なる自販機ではない。
    OCR(※)や顔認証、IoT、システム統合(SI)など複数の先端技術を組み合わせたAI端末で、本人確認から決済までを一括で処理する機能を備える。

    利用者はまず商品を選択し、機器にパスポートをかざした後、内蔵カメラで顔認証を行う。続いて航空券の読み取りとクレジットカード決済を経て購入が完了する仕組みだ。
    しわや折れのある旅券でも正確に読み取る高度な認識精度が実装されている。

    従来、免税品購入には有人対応による手続きが必要だったが、こうした一連の操作が全自動化されることで、出国直前の混雑緩和にも貢献すると期待されている。

    ※OCR(光学文字認識):画像から文字情報を抽出する技術。スキャナーやカメラと連携して利用される。

    “顔パス免税”は世界に広がるか スマートセラーの課題と展望

    仁川空港に導入されたAI無人自販機「スマートセラー」は、免税購入の利便性を大幅に向上させる可能性を秘めている。
    最大のメリットは、空港滞在中の限られた時間でスムーズに買い物が完了する点だ。
    また、AIによる本人認証と決済の自動化は、人的コストの削減など運用面でも大きな利点を持つ。非接触で完結する点も、衛生面やプライバシー配慮の観点から旅行者にとって魅力となる。

    一方で、顔認証の精度や旅券情報の読み取り精度が一定水準に達していなければ、誤認識による手続き不備やトラブルを招く恐れがある。
    加えて、現時点で韓国国籍者に限定されている利用制限は、グローバル展開の足かせとなり得る。外国人旅行者に開放するためには、多言語対応や法制度との整合性といった追加開発も求められるだろう。

    今後の展開としては、まず対象商品の拡充と、外国籍旅行者への対応が鍵を握ると考えられる。
    実証データの蓄積とユーザー体験の改善が進めば、他国の空港や市中店舗への導入も現実味を帯びてくる可能性がある。

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