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AI開発に書籍の無断利用は「公正利用」 米メタも著作権訴訟で勝訴

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2025年6月25日、米メタがAI学習で書籍を無断利用したとして作家に提訴された著作権訴訟で、カリフォルニア州連邦地裁は原告の訴えを退けた。
米国でのAI開発企業の勝訴は、今月2件目となる。

目次

メタが著作権侵害訴訟に勝訴、AI学習の正当性争点に

米メタ(旧フェイスブック)が書籍を無断でAIの学習に使用したとする著作権侵害訴訟で、カリフォルニア州の連邦地裁は25日、作家側の訴えを棄却した。
裁判所はメタの主張を全面的に支持したわけではないものの、原告が著作物の収益を著しく損なう複製であることを立証できなかったと判断した。

この判決に先立ち、米新興AI企業アンソロピックに対する同様の訴訟でも、同地裁は23日に「公正利用(※)」を認め、被告側に有利な判断を下している。
特にアンソロピックは、購入した書籍を電子化し学習に利用していた点が評価された。
判事は原告の主張について「小学生によく書けるよう訓練すれば、競合作品が急増するという不満と変わらない」と批判的な見解を示している。

今回のメタに対する判決もこれに続く形だが、司法判断の論拠には温度差がある。
訴訟ごとに判断材料が異なることから、明確な基準が確立されていないのだ。
AI開発と著作権の関係についての法的整理は道半ばと言える。

※公正利用(フェアユース):
報道・批評・教育・研究など、特定の目的がある場合、著作物の一部を許可なく利用できる例外規定。米国著作権法に明記されている。

「公正利用」の解釈に揺れ AI開発と著作権の線引きは未確定

今回の2件の判決は、開発企業側に有利な結果となったが、「公正利用」が成立する条件は必ずしも統一されていない。
特に、メタの訴訟では裁判所が「合法性を支持したわけではない」と言及しており、勝訴の理由も「『公正利用』は、著作物の収益に深刻な影響を与えるような複製には適用されないとされている」という、原告の証明不足に基づくものであった。

AI開発には膨大な学習データが必要であるため、今後も著作物の活用は不可避だと思われる。一方で、著者らは自身の作品が無断で使われることへの懸念がある状況だ。
そのため、今後も同様の訴訟は続出するとみられるが、先行判例が他の裁判に影響を及ぼす可能性は高いだろう。

日本を含む各国でも、生成AIと著作権の関係に関する法的な整理やルール整備は急務とされているため、今回の米国の判決は、国際的な議論にも一石を投じることとなるだろう。

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