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    AI作曲のSuno、WavTool買収でDAW機能を強化 MIDIやVST対応も視野に

    2025年6月26日、米AI作曲スタートアップのSunoは、ブラウザベースのクラウドDAWを提供するWavToolの買収を発表した。
    今後、MIDI生成やVST対応など、従来の作曲支援を超えた高度な音楽編集機能の統合が見込まれている。

    目次

    SunoがクラウドDAWのWavToolを買収、編集機能を一気に拡張へ

    AI作曲で注目を集めるSunoが、クラウドベースの音楽編集ツールを開発するWavToolを買収した。

    WavToolは精密なオーディオ編集やライブレコーディング、VST(※1)プラグインの使用、さらにはAIによるMIDI生成機能を備えた先進的なDAWを提供しており、今回の買収によってSunoの機能が飛躍的に拡張される可能性が高い。

    SunoはこれまでもDAW(※2)的な要素を段階的に導入してきた。
    最新バージョンでは、BPMの変更や小節単位での構成編集、Aメロ・Bメロといった楽曲構造の指定、最大9パートまでのSTEM(※3)分離編集などが可能になっていたが、WavToolチームの合流により、さらなる本格的なDAW機能の実装が期待できる。

    WavToolは2年前に創業し、AI作曲とクラウドDAWの融合を目指して独自のエディタ開発を進めていたが、成長著しいSunoのエコシステムに取り込まれることで、その技術がより広範なユーザー層に届く形となった。


    ※1 VST(Virtual Studio Technology):ソフトウェア形式で提供される音源やエフェクトの規格。

    ※2 DAW(Digital Audio Workstation):デジタル音楽制作を行うためのソフトウェア環境。録音・編集・ミキシングなどの機能を備える。

    ※3 STEM:音楽を構成するパート別音源(ボーカル、ドラムなど)を分離したデータ形式。

    MIDI・VST対応で「DAW化」本格化 ライバルUdioとの競争も激化へ

    Sunoは「人間の創造性を増幅させるツールを構築」の実現を掲げており、今回の買収はその理念の具体化を後押しするものとなるだろう。

    特に注目できるのが、MIDIによる部分的な楽器編集や、VSTプラグインを用いた外部音源との連携が可能になる点である。
    これにより、Sunoは作曲支援から制作支援全般へと事業領域を拡張し、プロユースにも耐えうる環境を提供できるだろう。

    一方で、競合のUdioもユーザーインターフェースの改善や部分生成機能の拡充を進めており、AI作曲ツール市場は編集機能を軸とした競争フェーズに入ったといえる。
    単なる“AIが勝手に作る音楽”ではなく、ユーザーの意図を反映できる“共同作業型”の制作環境が今後の主戦場となるとみられる。

    こうした流れは、AI作曲が音楽家を脅かす存在ではなく、創作支援のツールとして定着しつつあることを示していると推測できる。
    ユーザーにとっては、高度な編集機能を持つAIツールが短期間で手に届くようになることが最大の恩恵になるだろう。

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