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    ドワンゴ、サイバー攻撃からの復旧舞台裏を公開 ニコ生停止から2カ月の全記録が話題に

    2025年6月9日、ドワンゴは「ニコニコ生放送がサービスを再開するまでの記録」と題したブログを公開した。
    24年6月のサイバー攻撃から約2カ月にわたる復旧対応の詳細を自ら綴った内容で、X(旧Twitter)を中心に注目を集めている。

    目次

    ランサムウェア被害の全容を1万字で公開、透明性ある報告に称賛の声

    株式会社ドワンゴは6月9日、自社が運営する「ニコニコ生放送」に関するブログ記事を公開した。タイトルは「ニコニコ生放送がサービスを再開するまでの記録」である。
    内容は、2024年6月に発生したランサムウェア(※)によるサイバー攻撃への対応経過や、被害の実態、復旧作業の進行、社内の対応などを詳細に記したもので、文字数は1万字を超えている。

    同記事は、ニコニコ生放送のバックエンド開発マネジャーが執筆しており、バックアップ体制の不備などを包み隠さず明かしている点が特徴である。

    Xでは「こんなに詳細を出してくれるのか」「スピード感のある意思決定で段階的に復旧していったことが偉業だ」といった反応が見られ、ニコニコ代表の栗田穣崇氏による紹介ポストには、現在4000件を超える「いいね」が集まっている。
    信頼回復を図る姿勢が、一定の評価を得ているようだ。

    ※ランサムウェア:感染した端末のデータを暗号化し、復元のために金銭を要求する不正プログラムの一種。

    企業の情報開示姿勢に一石 「開かれた被害報告」が信頼形成の鍵に

    今回のドワンゴによる詳細な報告は、国内におけるサイバーセキュリティ事故後の情報開示スタイルに新たな指針を示したといえる。
    日本企業では従来、被害状況の開示を極力控える傾向が強かったが、ニコニコの事例はその前提に疑問を投げかけた形だ。

    とりわけ、内部の対応フローや技術的課題、社内での意思決定プロセスまで踏み込んで記載された内容は、他社のリスク対策やインシデント対応計画の参考にもなりうる。
    サイバー攻撃のリスクが増大する中で、実態を共有し合うことの重要性が高まっているといえよう。

    一方で、今回のような全公開は企業ブランディング上のリスクも孕む可能性がある。
    復旧の遅れや初動対応の遅さが明らかになれば、批判や不安を招くこともあるだろう。
    それでもあえて公開に踏み切った点に、ドワンゴの危機対応に対する覚悟と、長期的な信頼構築を見据えた戦略がにじんでいる。

    今後、同様の事態に直面した際、企業がどこまで透明性を重視するのか。
    その姿勢が、利用者の信頼やブランド価値に大きく影響する時代が訪れていることが、本事例から窺える。

    参考:「ニコニコ生放送がサービスを再開するまでの記録」
    https://dwango.github.io/articles/2025-06_docs_of_recovering_from_a_cyberattack/

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