日本のインター・ラボ株式会社は、ビットコイン・金・現金の資産配分管理を支援するWebサービス「GGリバランス」の提供開始を発表した。
AIスコアや市場分析データを活用し、価格予想ではなく中長期的な資産管理を支援するサービスである。
AI活用で資産配分管理を支援
インター・ラボが2026年6月4日に提供開始した「GGリバランス」は、ビットコイン・金・現金の保有比率を可視化し、目標ポートフォリオに沿った管理を支援するWebサービスである。
対応する資産の比率や市場環境を確認しながら、中長期的なリバランス管理を行える仕組みを提供する。
開発の背景には、インフレ懸念や金融政策の変化、地政学リスクなどを受けたビットコインや金への関心の高まりがある。
一方で、価格予測に注目が集まりやすい市場環境のなか、自身の資産配分を継続的に管理する手段は限られていたという。
サービスは「デュアル・ゴールド」の考え方を採用している。
金とビットコインという異なる特徴を持つ資産を組み合わせ、適切な比率で保有し続けることを重視しており、「何を買うか」ではなく「どの比率で持つか」という視点から資産形成を支援する設計となっている。
主な機能として、AIスコアリング機能、市場分析ダッシュボード、資産比率管理機能、毎朝のマーケット通知を搭載した。
AI総合スコアやリバランススコア、市場温度(※)などを通じて市場環境やポートフォリオの状態を把握できるほか、Freeプランは無料、Proプランは月額2,480円(税込2,728円)で提供される。
※市場温度:市場全体の不安定さや価格変動の状況を数値化して示す指標。ビットコインや金、為替市場などの動向を分析して算出される。
長期投資の管理効率向上に期待
今回のサービスは、日々の価格変動を追い続けることに負担を感じる中長期投資家にとって、有効な管理手段となる可能性がある。
目標比率との乖離を継続的に確認できれば、感情的な売買を抑えながら資産配分を見直しやすくなるかもしれない。
また、ビットコインと金に加えて現金も含めて管理できる点は、リスク分散を意識する利用者にとって利便性を高める要素と言えそうだ。
複数の資産をまとめて把握できれば、資産全体のバランスを確認しやすくなるだろう。
一方で、AIスコアは過去データや市場情報をもとに算出される参考指標であり、将来の価格や成果を保証するものではない。
スコアが高いあるいは低いという結果だけで投資判断を行う場合には、想定外のリスクが生じる可能性もある。
資産運用の世界では、銘柄選びや価格予想だけでなく資産配分の重要性が指摘されてきた。
今後、こうした管理ツールが普及すれば、短期的な値動きよりも長期的な資産管理を重視する投資スタイルへの関心が高まることも考えられる。
関連記事:
SBI証券、資産管理アプリ「SBI証券Plus」を26年春提供

United BM Wealth、ドミニオンでビットコインと金6:4リバランス戦略を導入
