Duolingo、2025年日本の教育アプリDL・収益で首位 AI利用や多領域展開が成長を後押し

2026年1月28日、米教育テック企業のDuolingoは、2025年通年の日本国内における教育アプリのダウンロード数および収益で1位を獲得したと発表した。
調査は米調査会社によるもので、語学学習を軸としたサービス拡張が国内市場で成果を上げた形となる。
Duolingo、2025年日本で教育アプリ首位を獲得
調査結果によれば、Duolingoは2025年の日本市場において、教育アプリカテゴリーで年間ダウンロード数、アプリ経由収益の双方で首位に立った。
累計ダウンロード数および収益でも国内最多規模となり、利用者層の広がりが定量的に示されている。
背景には、2025年に集中的に行われたプロダクト拡張がある。
同社は同年、148の新コースを公開し、日本語UIでもスペイン語やドイツ語など主要言語の学習環境を拡充した。
生成AIや社内開発基盤の高度化により、従来より短期間でのコース開発と公開が可能になった点が特徴だ。
また、時間や場所に縛られず受験できる英語テスト、「Duolingo English Test」なども実施し、教育コースの提供だけでなく、測定も推し進めている。
さらに、語学以外の分野にも踏み出した。
音楽、数学に続き、論理的思考や先読み力を養うチェスコースを日本語話者向けに提供し、学習用途の幅を広げている。
拡張戦略の恩恵と課題 教育基盤としての定着が焦点か
Duolingoの戦略のメリットは、学習領域の拡張で利用シーンを増やすことで、単一用途アプリに比べて定着率を高められる点だろう。
加えて、キャラクターIPを活用したマーケティング施策により、学習行為に娯楽性と感情的な接点を加えたことも、国内での認知拡大に寄与したと考えられる。
一方で、学習分野が広がるほど、各分野における教育的妥当性や評価基準の明確化が求められるかもしれない。
特に英語能力試験として展開する「Duolingo English Test」は利便性が高い反面、既存試験との位置づけや信頼性の比較が継続的な論点となり得る。
今後は、幅広い学習コンテンツをどこまで教育制度や企業研修に組み込めるかが成長の分岐点となるだろう。日本市場において、娯楽性と教育性のバランスを保ちつつ、学習基盤として定着できるかが中長期的な評価を左右すると言える。
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