Fanplus、FPLトークンでリアル作品流通を実証 ファン体験と連動へ

2026年1月28日、Fanplusは、暗号資産FPLを活用したリアルアイテム流通モデルの実証開始を発表した。
THE YELLOW MONKEY結成35周年記念の浮世絵作品を起点に、ファン体験とトークン経済を連動させる新たな仕組みを国内で実装する。
Fanplus、FPLでリアル作品流通モデルを実証
Fanplusは、協業先のFanplaが提供する「Fanpla Market」を活用し、暗号資産FPLを実際の購買体験に組み込んだ流通モデルの実証を開始した。
本取り組みの第一弾として、THE YELLOW MONKEY結成35周年を記念した浮世絵作品「黄猿漢四人衆大首揃」を抽選販売する。
限定100点のうち20点はFPL決済限定とし、NFTによる購入証明(Digital Card)とNFCチップを組み合わせ、真贋や来歴管理を行う構成だ。
リアル作品、NFT(※)、トークンを一体で設計することで、正規ルートでの二次流通や権利者の意図を反映した管理を可能にする点が特徴である。
Fanplusは、「トークンを目的化するのではなく、実際の体験や価値ある流通を支えるための手段として組み込むことが重要」と語り、トークンが自然に循環する構造を目指すとしている。
※NFT:ブロックチェーン上で発行される非代替性トークン。デジタルデータに唯一性を持たせ、所有証明や来歴管理に用いられる。
投機から実需へ ファン経済に広がる可能性と課題
本実証の意義は、トークンを目的化せず、IP価値とファン体験を起点に経済循環を設計した点にある。
FPLは決済手段にとどまらず、公式マーケット内での体験や価値と結びつくことで意味を持つ設計とされる。Fanplusが保有する400万人超のファン基盤と既存IDとの連携により、Web3に不慣れな層でも参加しやすい導線を確保した点も評価できる。
一方で、リアル作品とトークンを結びつけるモデルがどこまで拡張可能かは未知数だ。NFTや暗号資産への心理的ハードル、価格変動リスクへの配慮も欠かせない。
今後、ファンクラブ施策やイベント連動企画へ展開できれば、ファン参加型エコシステムの実効性が問われることになるだろう。
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