漫画全巻ドットコム運営TORICO、イーサリアム約1億円追加取得 1000ETH超

「漫画全巻ドットコム」などを展開する東証グロース上場のTORICOはETHの追加取得を発表した。
約1億円で198ETHを買い増し、保有数は1000ETH超で、総取得価額は5億円となった。
TORICO、198ETH追加取得
2026年1月20日、TORICOは、暗号資産イーサリアム(ETH)の追加取得を発表した。
同日、198.0007ETHを9,999万9,954円で取得し、平均取得単価は50万5,048円としている。
取得後の保有量は1,009.6342ETHとなり、総取得価額は5億4万9,156円、平均取得単価は49万5,278円という。保有数にはステーキング(※)収入分を含む。
同社がETH取得を開始したのは2025年12月25日で、今回が5度目の取得に当たる。
2025年7月8日には暗号資産投資事業の開始を発表し、当初はBTCへの投資を開示していたが、投資対象をETHに変更した。
取得したETHは保有に加え、ステーキング等の運用手法を組み合わせて事業用資産として活用するとしている。
また、TORICOは、2025年12月17日にWeb3ゲームおよびプラットフォーム事業のMint Townと資本業務提携を締結した。
同提携では、Mint Townが管理・運営する「Shooting Star1号投資事業有限責任組合」を割当予定先とする第三者割当の新株式発行と、取締役3名を割当予定先とする第10回新株予約権の発行を行い、計4億6,800万円を調達し、全額をETH購入に充当するとした。
さらに、第9回新株予約権で調達した2億9,800万円、手元資金2億円、本新株式発行で調達する3億2,300万円の順に、最大8億2,100万円をETH購入に充当する予定で、新株予約権分の1億4,500万円は2027年1月以降に充当予定としている。
TORICOは「日本 No.1 イーサリアム運用会社へ」をミッションに掲げる。
※ステーキング:暗号資産を一定期間預け入れ、ネットワーク運用に参加して報酬を得る方法。報酬は同一通貨で付与され保有量が増える。条件により引き出し制限が生じる場合もある。
運用型保有の利点とリスク
TORICOの保有するETHを運用手法と組み合わせ、事業用資産として収益獲得を狙う方針は、資産を保有するだけの形よりも活用の幅を持ちうると考えられる。
ステーキング収入分を保有数に含める設計は、運用の成果が数量として積み上がる点で整理しやすいとみられる。
一方で、取得の原資に第三者割当や新株予約権を組み込むため、資金調達と購入の進捗が企業の評価に結びつきやすい構図にもなるだろう。
方針どおりに保有と運用が進めば、掲げるミッションに沿った事業基盤の強化につながる可能性がある。
他方、運用型である以上、運用成果のばらつきや説明責任への期待は高まりやすく、継続的な情報開示と運用方針の一貫性が論点になり得る。
最終的には、掲げるミッションと実際の運用成果をどのように結び付け、株主や市場に対して一貫した説明を示せるかが、TORICOの暗号資産投資事業の評価を左右することになりそうだ。
株式会社TORICO イーサリアム(ETH)の追加取得に関するお知らせ
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