United BM Wealth、ドミニオンでビットコインと金6:4リバランス戦略を導入

2026年1月20日、資産形成コンサルティング会社のUnited BM Wealth Limitedは、ビットコインと金を組み合わせた「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」を導入すると発表した。
伝統的な資産と暗号資産を組み合わせた新たな分散運用のオプションが運用に加わる。
ビットコインと金を6:4で配分する新戦略
United BM Wealth Limitedは、同社ファンドマネージャーとの協議を経て、「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」をドミニオンの運用方針に採用した。
この戦略は、日本のKLabが掲げたもので、価格変動の大きい暗号資産と、伝統的な価値保存手段である金を併用する方針だ。
「ドミニオン」とは、英国王室属領ガーンジー島に拠点を置くドミニオン社のオフショア金融プラットフォームである。
ドミニオンでは、ファンド間のスイッチングを無料かつ無制限で行えるため、月次または一定の乖離幅に応じたリバランスを、取引コストを抑えながら実行できることが強みだ。
今回導入された戦略では、ビットコインETF60%と金ETF40%を基本配分とし、成長性と安定性の両立を図る。
運用にあたっては、あらかじめ定められたリバランスルールが設定されており、原則として月次で資産配分の調整が行われる。
加えて、価格変動によって資産構成が基準配分から±10%以上乖離した場合には、閾値トリガーに基づき臨時のリバランスが実施される。
ビットコイン価格が上昇し比率が高まった局面では、ビットコインETFの一部を売却して金ETFへ振り替える。逆に、ビットコインが下落した場合には、金ETFの一部をビットコインETFへスイッチングし、将来の回復局面に備える。
このルールにより、高値掴みや感情的な売買を避けつつ、価格変動を運用成果に取り込む設計だ。
円安・インフレ局面での防衛策となるか
同社は、この運用戦略を円安とインフレが進行する日本経済における防衛策の一つと位置付けている。
ビットコインと金はいずれも特定の国家や中央銀行に依存しない「無国籍資産」であり、円の購買力が低下する局面では、円建て評価額の上昇が見込まれる可能性がある。
一方で、ビットコインは短期的な価格変動リスクが大きく、相場環境によっては想定外の損失が生じる点には注意が必要だ。
リバランスによるリスク抑制が前提となるものの、安定資産のみで構成される運用と比べれば、価格変動幅は大きくなるとみられる。
それでも、インフレが社会問題となる中、デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略は一つの選択肢として、注視されることになりそうだ。
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